頭脳線(知能線)が3つ又に別れることは、好奇心旺盛を意味します。
頭脳線の二又はよく見かけますが、三又は珍しいので、頭脳線の先端がくっきりと三本に分かれているならとても良い暗示とお考え下さい。
ちなみに、「二又」や「三又」というのは、手のひらをピンと反らせても分岐が確認できるほど、枝分れした方の支線も本線と同じくらいはっきりくっきりした状態を差します。
「三又」というよりは頭脳線の先端から3つ以上に「枝分かれ」しているようなタイプなら、2をご覧ください。
参考 頭脳線の支線(分岐や枝分かれ)についての記事は↓にまとめております。
1.頭脳線が三つ又に別れた手相の見方
頭脳線のゴールがくっきりと三股に分かれている手相は、頭の回転が速い、多芸多才な人に多くみられます。
感情線の三又は機転の利く器用な人に多い手相でしたが、頭脳線の三又も多才な良い暗示と言えます。3本の先端のうちの1本でも上向きなら尚更で、まず周りから一目置かれる存在でしょうね。
様々な分野に興味を持ち、優れた頭脳で知識をどんどん吸収しようとしますから、情報収集能力などのソフトスキルが高い、引き出しがたくさんあるようなイメージの人でしょう。
興味が多岐に渡り好きな事・やりたい事がたくさんありすぎて、あれもこれもと欲張るところはありますが、どれもちゃんとマスターしていくことができる素質を持っています。
複数の言語を話すマルチリンガルの人がこの手相を持っていましたが、視野がとても広くて、エネルギーに満ち溢れていると感じました。
強い武器を複数持つことができる、大きな可能性を秘めた手相であることは間違いないでしょう。
厳しい社会をうまく生き抜くには運命線や太陽線の状態はもちろん大切ですが、頭脳線がイマイチだとそれほど活躍できないことがあります。このような素晴らしい頭脳線があるなら未来は明るいでしょう。
2.頭脳線が3つ以上に枝分かれした手相の見方
頭脳線の先端が3本以上に分かれているけれど、くっきりとした三叉というよりは支線が枝のように出ている状態の手相になります。(支線部分があまり明瞭ではないタイプ)
好奇心が旺盛でいろいろな分野に興味を持つところは、くっきりした三つ又と似ていますが、飽きっぽい、気まぐれな面が出やすいかもしれません。
「あっちの道にも行ってみよう!」と方向転換する柔軟さは素晴らしいのですが、気紛れに何かを始めてみても、すぐに飽きて3日坊主で放置したり、誘惑があったり他に面白そうなものを見つけたらそっちに興味が移ってしまうなど、なかなか道が定まらない恐れがあります。
心から夢中になれるものを探すには苦労しそうですが、いろんなことにチャレンジしていく生き方は、この手相ならではという気がします。
たとえ短期間で熱が冷めたとしても、一時期でも熱中すれば必ず何かは得られるはずなので、気になったことはとことん掘り下げてみてはいかがでしょうか。(運命線が複数あるなら特に)
「どうせ長続きしないから最初から手を出さない」という選択だけは絶対にしないでくださいね。
3.頭脳線の先端がほうき状・房状になっている、先端が曖昧な手相の見方
頭脳線の先端がクッキリ二又や三又というよりは、細かくたくさん枝分れしてボーボーになっている、いわゆる「ほうき状」や「房状」、動物のしっぽのような状態になっている手相は頭脳線の乱れと占い、落ち着かない、考えが定まらない状態を表します。
先端部分に集中的にいくつもの線が重なっていて、先端がぼやーっと曖昧な感じに見える時も同じです。
考えがコロコロ変わりやすい、あやふや、適当、いい加減など、判断力が下がっている時に出やすい手相です。決めたはずのことをまだ迷ってしまったり、気持ちに踏ん切りがつかず堂々巡りしてしまいます。
このような状態の時は、大事な決断は後回しにする方が賢明です。流れに逆らえずに「まあ、いいや」となるのも危険です。誤った判断をして後から悔やむことがないよう、自分の判断だけに頼らずに複数の人に意見を求めるなど慎重になりましょう。
このタイプの支線は薄い線で出ることが多いため、問題ごとが解決すれば自然に薄くなっていくものですが、常に支線があるなら生涯においてウジウジしやすい人と言えるかもしれませんね。
頭脳線のその他の乱れは↓にまとめております。
参考 頭脳線(知能線)に関する記事は、手相占い:頭脳線の見方に、一覧で載せております。