頭脳線の向きで占う(7)頭脳線が生命線に平行に下降する手相(2種)

生命線よりに下降する頭脳線

「頭脳線の向き・終点」で占う手相の見方の7回目。

今回ご紹介するのは、頭脳線(知能線)が生命線に寄って下がっている、かなり珍しい手相を2種類紹介します。

  1. 頭脳線が生命線に平行して下降している手相
  2. 頭脳線が生命線の内側(金星丘)に向かう手相

頭脳線の標準は、やや斜め下に向かって緩やかにカーブして、月丘の上部月丘の中央部でゴールするタイプが多いですから、生命線に沿って下がるのはかなり稀な手相と言えるでしょう。

この手相は、6.頭脳線が手首に向かって下向きにカーブする手相とよく似ていて、意味も重複する所がありますが、違いは生命線に寄っているかどうかです。生命線と平行するように頭脳線が伸びていたり、頭脳線の末端が内巻きしているような印象なら、この記事を読み進めてください。

もしも頭脳線の末端が、手首側(下方向)に、だらりと下がっている印象なら、6をご覧ください↓。

頭脳線が手首に向かって下がる手相

参考 なお、頭脳線は向き・終点だけでなく、他にもいろいろな見方があります。頭脳線の見方のその他のポイントは、頭脳線(知能線)の見方の基礎知識をご覧ください。

1.頭脳線が生命線に平行して下降している手相の見方

生命線に沿って下がる頭脳線

生命線のカーブに沿って下がる、二重生命線と見間違えそうなくらい、生命線と並行していたり、内巻きしている頭脳線の見方になります。

パッと見、頭脳線と生命線との距離が近いな~という印象の手相になります。

頭脳線は下方向に下がれば下がるほど”夢見がち”で、夢やロマンを追い求める傾向があることは、これまでに何度かお伝えしました。

この手相も例外ではなく、音楽や芸術、クリエイティブな分野では、人にはない独特の感性や発想力を武器に素晴らしい才能を発揮し、趣味と実益を兼ねるような生き方ができるのかもしれませんが、いくつになっても食えない夢を見続けたり、実利よりも理想を追及するような、実社会向きとは言い難いタイプが多いでしょう。

さらに生命線に接近すればするほど、浮世離れした印象を放つようになります。宗教や占い、スピリチュアル、オカルト、ファンタジーの異次元世界の魅力に深くはまったり、研究やコレクションなど、何かに没頭することもあるでしょう。

これらは、”ちょっと好き”とか”興味がある”という程度ではなく、想像や妄想を超えた現実逃避型とでもいいましょうか、頭の中がお花畑な人で、地に足がついていないフワフワとした生き方をしてしまうことも。

また、生命線に近づく程、甘えん坊になりやすいため、なかなか親元を巣立てずにパラサイトしたり、いつも誰かを当てにする、依頼心が強いタイプになりやすいでしょう。

なかなかオトナになり切れず、厳しい社会では「ぬるい!」と言われてしまうこともあるかもしれません。

実務に明るい協力者や相談者を味方に付けて、周りとズレていないか、大事な場面でチェックしてもらうと良いかもしれません。

2.頭脳線が生命線の内側(金星丘)に向かう手相の見方

頭脳線が生命線の内側の金星丘に向かう手相

生命線に沿って下がっていた頭脳線が、生命線を超えて金星丘にまで達する手相です。頭脳線が内巻きになって、生命線にまとわりついている手相になります。

大まかなところはと似ているのですが、金星丘は家庭や家族を表すゾーンですから、このゾーンに頭脳線が入ると、家や身内との距離がもっと近くなり、甘えん坊さんを通り越して内向的になりやすいようです。

“外に出るよりも家の中で過ごす方が好き”というインドアタイプで、ひとり遊びを楽しむ、オタクに多い手相でしょう。社会に疎い人も多いようです。

一つのことに対するこだわりや執着が半端なく、その道で大成することもありますが、躓いてしまったときに「これがダメならこっち!」という柔軟さがないため、ぐるぐると堂々巡りを繰り返したり、やりたい夢や理想からなかなか抜け出せない、諦めの悪い所があるでしょう。

臆病なところもあり、”引きこもり”になりやすい手相と言えるかもしれません。または、ニートやパラサイトシングルになって、いつまでも親に頼ってぶら下がる可能性もあります。

これは、極端に興味が偏っているために、まんべんなく器用にこなすということが出来ず、社会に溶け込みにくいことが原因に挙げられます。人付き合いについても、相性の良い人を探すのにも苦労しますから、他人とうまく交われなくて、自分から社会との壁を作ってしまうことがあるようです。

頭脳線が極端に下がっている人で、特に末端が内側に向いている人には、あまり厳しい環境や激しい環境変化は向きません。無理をして厳しい環境に飛び込んでも、ステップアップどころか、ステップダウンにもなりかねません。

もしかすると周りから「甘い!」と言われることがあるかもしれませんが、気にせずに自分を守ることを考えましょう。誰かの力を借りたっていいのですから、ひとりで頑張ることはないのです。世話を焼いてくれる人がいるなら甘えましょう。それがこの手相に合った生き方のように思います。心の拠り所となってくれる人や助言をくれる人は大事にしてください。

また、変化が億劫と感じるなら、無理に外の世界に出ようとせずに、できるだけ住み慣れた世界で生きる道を選択すると良いかもしれません。変化が必要な時は、一気に、大きく環境を変えるようなことはせず、少しずつ変化に慣れていく工夫をしましょう。(通いから始めたり、最初は頻繁に実家に戻ったり、居候させてもらうなど)

次回は、8.頭脳線がまっすぐ第二火星丘に向かう手相の見方をご紹介します。

参考 「頭脳線の向き・終点で占う」のその他の方向の記事は↓にまとめております。

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