生命線に「島」が連なって、チェーン状・あみあみ状になっている手相の見方をご紹介します。
手相の線の間にできる空洞は、「目」のように見えるため「目形紋」とも言いますが、一般的には「島」と呼ばれ、掌線の意味を弱めます。
生命線は生命力を表す掌線ですので、生命線にクロスや島などの「乱れ」がある時は、「健康面で、黄色や赤信号が点滅している可能性がある」と占います。
肉体だけでなく、心の健康度が下がっている時も生命線が乱れます。
島は一時的に出ることも多いため、健康的な生活を意識すればいつの間にか消えることもありますので、ごく小さいものや不明瞭なものならそれほど問題ではありません。
参考 詳しくは、生命線に島(アイランド)がある手相の見方をご覧ください。
しかし、島がいくつも固まっている時や、島がたくさん連なってチェーンのようになっている時は、やや注意が必要です。
但し、島やチェーンなどの「乱れ」があっても、その横に別の生命線がもう1本出ている場合(二重生命線)や、運命線がフォローしてくれることもありますので、併せて確認してみてください。
生命線がチェーン状になっている手相の見方
生命線に複数の島があり、その島が連なって鎖のようになっている手相や、島がいくつもくっついて団子状になっている手相は、体力の衰え、虚弱体質と占います。
島の数が多ければ多いほど、注意が必要です。
島が連なっていたら赤信号と考え、一旦停止し、ご自分の体調や生活を省みるきっかけにしてください。
基本的な見方は、島が1つの時と変わりませんから、
- 生命線の起点部分(知能線の近く)がチェーン状の時は幼少期
- 線の途中がチェーン状の時は中年期
- 線の末端(下)がチェーン状の時は晩年
に特に注意し、おおまかな時期については、生命線の流年法を参考にしてください。
なお、すでに改善した後も、その名残りとして島が手相に残ることもあるようです。
生命線の末端の鎖には要注意
生命線の末端の島は、慢性的な健康トラブルに注意が必要な手相ですので、島が連続して鎖のようになるときは、よりその傾向が強いと占います。
また、生命線の末端は晩年を意味します。
歳を重ねれば、身体のあちこちにガタが来るのは当たり前ですが、命ある限りは出来るだけ元気でいたいもの!
いくつになっても自分の脚で歩き、できるだけ排泄や入浴などの介助を受けたくないのは、皆同じです。
生命線の末端がくさり状の人(島が大きい人も)は、足腰が弱くなりやすいと占いますから、寝たきりだけにはならないように、若いうちから体力づくりを意識し、歩くことや運動を欠かさないようにしましょう。
生命線の基礎のところで、私自身の生命線があまり良い状態でないことについて書きましたが、不健康な長生きは周りに迷惑をかけるだけでなく、自身にとっても辛く、一種の地獄のようなものだと私は考えます…
不本意にも自分が寝たきりの状態になった場合、完全にボケて何もわからなくなっていればいくらかマシですが、頭はしっかりしているのに体が動かないのは、何よりも辛いものです。
舌打ちされながら、人にお下の世話をしてもらう日のことを想像するだけで、気が滅入ります…
私が年寄りになる頃には、安楽死法なんていう法律が出来て、80歳を過ぎたら自分で死ぬ時期や、寝ている間にあの世に逝けるような”安らかな死”を選択できるようにはならないものでしょうか。
簡単にはいかない問題かもしれませんが、若い人に苦労を背負わすのは心苦しいですから、できるだけピンピン、ポックリで逝きたいものです。
話がそれましたが、生命線の末端が鎖状なら、寝たきり状態にならず元気に長生きができるように、普段からできるだけ車を使わないようにしたり、1駅我慢して歩いたり等、できることから始めてみましょう。