目次
手相の特殊紋についての6回目。
手のひらにスクエアと呼ばれる四角紋がある手相についてご説明します。
スクエアは大きく分けると、
- 掌線に接することなく単独で出現する場合 ←今回はコチラ
- 生命線や運命線などの主要な掌線に接して出る場合
の2種類に分けられますが、
今回は、1.掌線に接することなく単独で出現するスクエアをご紹介します。
手のひらに出る特殊紋とは?
特殊紋とは、手のひら(掌)のいろいろな場所に表れるマークのことです。
「特殊紋」とは言わずに、ただの「紋」や「記号」と呼ぶ場合もあります。
「紋」にはそれぞれ違った意味があり、その「紋」が手のひらのどの位置に刻まれているかで、意味が異なります。
紋には、
- グリルと呼ばれる格子紋
- スターと呼ばれる星紋
- クロスと呼ばれる十字紋
- フィッシュと呼ばれる魚紋
- トライアングルと呼ばれる三角紋
- スクエア と呼ばれる四角紋
- アイランドと呼ばれる島紋
- リングと呼ばれる環紋
- ほくろも黒子紋と呼んでこの仲間に入ります。
参考 紋についての記事は↓にまとめてあります。
手のひらにスクエア(四角紋)がある手相の見方
手相の特殊紋の中で、四角形(□)、ひし形(◇)、井の字、シャープ(♯)、ハッシュタグ(#)のような四角い模様のことを「スクエア」や「四角紋」と呼んでいます。
スクエアは、上の画像のAのように、どの線にも接することなく単独で現れるものと、Bのように生命線や頭脳線、太陽線などの掌線に接して現れるものがあります。
また、Cのように、生命線や頭脳線などの掌線上に重なってスクエアがでる場合もあり、A・B・C 全てをスクエアとみなします。
スクエアは、スターのように降って沸いたような大幸運を表すものではなく、必ずしも「スクエア=ラッキーサイン」ではありません。
クロスと同じで、凶の意味合いを持つものもありますが、”ピンチの時に助けを受ける”、”保護される”という意味があり、多くのスクエアは「災い転じて福となす」という意味の、復活や逆転運を表す印になります。
特に感情線や生命線などの掌線に接しているものはその傾向が強く、災難にあったり、困難な状況を味わうことになっても、結果的に救われて良い方向に転換し、苦しみから逃れられると占います。
たとえ災いが降りかかっても、それがターニングポイントとなって吉方向に向かっていくのです。
ピンチはチャンス!!!
と言う言葉がありますが、スクエアは、”そこで諦めないで前向きに頑張って!”というメッセージであり、大逆転のチャンスが訪れる可能性を秘めているのです。
心がけ次第で運勢は変わるものです。
スクエアの四角形の線がはっきりと濃かったり、跡切れのないきれいな四角形なら、早い段階で決着が付いたり、頑張ったことが成果となって表れやすいでしょう。
線が薄い時や、途切れがあるなら、一度や二度の失敗で諦めていてはいけません。しつこく粘ることで、いつか必ず良い方向に進んでいきます。
前置きが長くなりましたが、ここでは代表的な丘に出現するスクエアの占い方を、7つ紹介したいと思います。
生命線や感情線などの掌線に接する感じで井の字紋やスクエアが出ている場合の手相の見方は、Vol.2として↓でご紹介しています。
下の7つ以外の場所にスクエアがある場合は、スクエアが接する掌線や丘の意味に、一旦はマイナス要素が加わりますが、いずれはプラスに変化していくとお考えください。
1.人差指の下(木星丘)にスクエア(四角紋)がある手相(聖職紋・玉井紋)
手のひらの人差指の付け根部分は、木星丘と呼ばれており、この木星丘がぷっくりとふくらんで発達している人は、教育者など人を指導する立場となったり、リーダーシップを発揮し、逆に木星丘が平らな人や陥没している人は、消極的で依存的な人間になりやすいと言われています。
この木星丘にスクエア・四角紋があるということは、木星丘が発達していると見なし、教育者や指導者になる人に多い手相でしょう。
この木星丘のスクエア・四角紋(◇□♯)だけは、他のスクエアのような逆転運と言う見方はせずに、全般的に願い事が叶うという良い印であると占います。
その中でも井の字(♯)のことを、別名で聖職紋や玉井紋と呼び、特に違った見方をします。
聖職紋・玉井紋については、
人差指の下(木星丘)に「井の字」の紋(♯・スクエア)がある手相の見方(聖職紋・玉井紋)
で詳しくご紹介します。
参考 他にも木星丘には「線」や「紋」が出やすいゾーンなので↓の記事も参考にしてください。
2.中指の下にスクエア(四角紋)がある手相
中指の下は土星丘と呼ばれており、この土星丘が発達してる人は、物事をじっくり考え、研究や勉強熱心な人であると言われています。
また、オタクと呼ばれる、一つのことにのめり込むタイプが多いのも特徴です。
上の図のように、土星丘に単独でスクエア・四角紋がある手相を持つ人は、九死に一生を得るような経験をすることを意味します。
突発的な事故など、もうダメかもしれない…という生命の危機を感じる状況になっても、不思議と運よく助かりそうです。
「一歩間違ったら死んでいた」とか、「間一髪で助かった」という経験をしそうです。
土星丘のスクエアは強運の印なのです。
ちなみに、運命線が2本あって、それにハシゴが掛かってスクエアになっているような状態なら、”リストラなどの憂き目に合いやすいが、それをバネにして大逆転する”という見方になります。
運命線に接するスクエアに関しては、次回、もう少し詳しく紹介します。
3.薬指の下にスクエア(四角紋)がある手相
薬指の下は太陽丘と呼ばれており、この太陽丘が盛り上がって発達していたり、太陽線と呼ばれる垂直線がくっきりとある人は、周りに人が集まってくる人気者です。
逆に、この太陽丘が凹んでいたり、太陽線が全くない人は、どちらかと言えば冴えない人生になりやすく、さみしい晩年を迎える可能性が高いようです。
太陽線がないなら、他力は期待せず、自力で頑張って努力する他はないでしょう。
太陽線と呼べるほどくっきりした状態ではない薄い線が、♯型や”井の字”のような四角形になっている手相は、社会的な信用が傷つけられることを意味する、残念な手相になります。
スクエアは復活運を意味する印なのですが、この太陽丘のスクエアは、残念ながら復活に少し時間がかかる場所なのです…
この場所のスクエアは凶暗示となるので、軽率な行動には注意しなければいけませんし、ミスを取り返そうとしても、思うようにいかずに苦労するかもしれません。。。
一度口にしたことは簡単に取り消すことができませんから、失言には注意が必要です。言葉は慎重に選びましょう。また、先輩や目上の人を敬い、日ごろから敵を作らないように心掛けることも大切です。
諦めずに努力を続けることと、”必ず再浮上できる”と自分を信じることで、時間はかかっても良い方向に向かいますから、めげずに頑張りましょう。
手のひらを反っても消えないくらいのくっきりとした太陽線(太陽丘に垂直に伸びる線)ならば、薄い横線が若干入っても跳ね返す強さがあるものの、横線の方もしぶとい太い線の場合は障害線となるため注意が必要ですが、太陽線+スクエア(太陽線が井の字になっている手相)は、災難が起こっても保護されるという意味があります↓
太陽線や太陽丘にまつわるスクエアや井の字については↓で詳しくご紹介しています。
太陽線が四角紋・スクエアの手相の見方(四角形□・菱形◇・井の字)
4.小指の下にスクエア(四角紋)がある手相
手のひらの小指の付け根部分は、水星丘と呼ばれています。
この水星丘に、短くてもしっかりした縦線(財運線)がある人は、金銭的に恵まれやすいと言われています。
しかし、上の図のように水星丘が井の字になっている手相を持つ人は、お金にまつわることで苦労しやすく、金銭トラブルに巻き込まれ、経済的に苦しい思いをする可能性がありますが、不思議と救いの手が差し伸べられたり、どん底から這い上がって巻き返すことができるでしょう。
もうダメかも…と思っても、諦めないでしつこく粘ることで、一発逆転のチャンスがやってくるはずです。
もし、スクエアの横線が手の側面まで伸びていたら、「結婚線が井の字になった状態」になります。意味が変わりますので、結婚線にスクエアがある人は↓をご覧ください。
5.感情線と頭脳線の間のゾーン(方庭)にスクエア(四角紋)がある手相
手のひらの感情線と知能線(頭脳線)に挟まれたゾーンは、火星平原(上部)と呼ばれています。
十字紋のところでご紹介しましたが、このゾーンに十字があると、神秘十字と言って、とても良い意味がありますが、このスクエアの場合もよい意味があるのです。
感情線と知能線の間のゾーン(方庭:ほうてい)に、四角形がきれいに収まっていることが条件です。
十字の時は、「目には見えないものに保護される」という意味がありましたが、スクエアの場合は、常に周りに人が集まってきて、何かと世話を焼いてもらえたり、助けてもらえたりなど、とにかく人間関係に恵まれます。
周りから保護され、大事にされながら発展できる吉相でしょう。
周囲の人達に対する感謝の気持ちさえ忘れなければ、どんどん成功するはずです。
この四角形に、運命線が重なっているタイプの手相は、また次回お伝えします。
6.月丘にスクエア(四角紋)がある手相
手のひらの小指と手首の間のやや下の部分は、月丘と呼ばれています。
月丘には芸術性や創造性と言う意味があることは、過去にお伝えしましたが、それ以外に”他人”と言う意味があります。
この月丘にスクエア・四角紋がある手相は、他人から保護を受ける、助けを受けると言う意味があります。
自分ではどうすることもできないような困難な出来事が起こっても、他人からの助けを受けて、持ち直すことができるでしょう。
恥を忍んでSOSを求めてみることで、意外な人が手を差し伸べてくれるはずです。
7.親指の付け根にスクエア(四角紋)がある手相
手のひらの親指の付け根部分は、金星丘と呼ばれています。
金星丘は愛情や家庭性を表す部分であることは過去に説明しましたが、その他にも”身内”と言う意味があります。
6の月丘が”他人”を表すゾーンですから、その反対側であるこの金星丘は”身内”を表すゾーンになる訳です。
この金星丘にスクエア・四角紋がある手相は、身内からの保護を受ける、助けられるという意味があります。
困ったことが起きたら身内を頼りましょう。
何だかんだ言っても最後は親・兄弟や、幼馴染などの近しい人が助けてくれるはずです。
このゾーンにスクエアがある人は、もともと甘えん坊さんかもしれません。