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太陽線の上の先端が二叉に分かれている手相の見方をご紹介します。
手相の太陽線とは、薬指の下(太陽丘)に垂直に出る掌線のことであり、主に幸運度を占うときに使う線になりますが、稀に先端が複数に分岐していたり、枝毛のような支線が出ていることがあります。
一般的な太陽線の支線の見方では、Y字のようになった上の枝分かれや分岐は良い暗示となり、太陽線の力を強める吉相と見なすことが多いようです。枝毛のような力のない分岐よりも、クッキリ大きくパカッと分かれている方が幸運度が増します。
逆に下の分岐は、枝分かれした支線が下向きにだらんと下がることが多いため、太陽線の力を弱めるあまり良くない暗示と見なされます。
但し、下向きであっても、力のある二股であれば太陽線を支える土台となるためgoodですが(↓の画像のような状態)、明らかにぼそぼそ枝毛が出ているかのような力のない二又や枝分かれは、太陽線を弱体化させることになります。
下向きの分岐や支線についてはまた別の記事で詳しくご紹介しますので、ここでは太陽線の先(上)が二股に分岐している手相や、太陽線が途中で枝分かれしている手相の見方をご紹介していきます。
参考 太陽線の分岐や枝分かれに関するその他の記事は太陽線の分岐・枝分かれ・二又・三又・支線のある手相一覧にまとめております。
1.太陽線の先端が小さく二又に分かれる手相
「太陽丘」と呼ばれる薬指の下のゾーンの中で線がY字に分かれている、太陽線の小さな分岐の見方になります。
太陽線の二股は、分岐が大きく広がっている方が幸運度がUPするのですが、太陽丘の中に納まる小さな分岐でも、線がクッキリとしていて形の良い二叉なら、太陽線の意味を強める良い暗示となり、幸運を掴みやすいと占います。
枝分かれした支線部分も上方向に向いていることでさらに運が上を向き、苦労らしい苦労もなくハッピーに生きられます。”一石二鳥”や”海老で鯛を釣る”のように、小さな労力で幸運をGETすることができる手相でしょう。
太陽線の二股は小さくてもパワーアップする!と覚えておいてください。
2.太陽線が枝分かれしている手相
こちらも太陽丘の中で線が分かれる手相ですが、「二股!」と呼べるほどクッキリとした分岐ではなく、太陽線から弱弱しい線が枝のように出ている感じになります。
分岐した支線が上方向や横方向に伸びているならハッピーな出来事が多くなる印で、幸運が舞い込んでくる確率は高いのですが、前のめりになりやすく、あれもこれもと欲張って手に入れようとして、結果的に幸運を取りっぱぐれることになりやすいかもしれません。
幸運を手にしたものの、その結果に満足できていなかったり、もっとたくさん得られたはずだ!と悔やむ場面もあるでしょう。何も手に入れられない人から見ると贅沢な悩みですが、ご本人は納得できなくて不満を抱えてしまうことがあるようです。
しかし、”二兎を追う者は一兎をも得ず”で、もっともっとと欲を出してジタバタしている間に、手に持っていたはずの幸運まで失っては元も子もありません!
薄い線は一時的に出ることもあるので、太陽線に枝毛を見つけたらあまり手を広げすぎないで、確実にGETしたいものに的を絞ると良いでしょう。
3.太陽線から細い枝が複数出ている手相
太陽線自体がクッキリとした良い線であっても、薄くて細い枝毛のような線がボソボソと複数出ている状態なら、太陽線を弱らせてしまいます。
太陽線があることで幸運は巡ってきやすいのですが、気が散りやすく、よそ見をしている間に幸運を取りこぼしてしまうこともありますから、特に枝毛がたくさん(3本以上)ある人は、一度目標を決めたらブレないように気を付けましょう。
また、せっかく苦労して手に入れても”ザルに水”で溜まらなかったり、無駄な動きが多くなりがちで、労力の割には実入りが良くないと感じることが多いかもしれません。
持っている本来の能力よりも低く評価されてしまうこともあるでしょう。
細い支線は一時的に出ることもあるので、出ている間は”頑張っているはずなのに報われない…”と感じるかもしれませんが、今の頑張りが未来の自分を作る!と気持ちを切り替えて、腐らずに励み続けましょう。
そうすることで太陽線に赤みが出てきたり支線が薄くなって、チャンスが巡ってくるものです。
太陽線がぼさぼさに房状になった手相
線の分岐や枝分かれとは少し異なりますが、太陽線の先端がボサボサに房状となった手相も見かけます。
太陽線自体がクッキリと濃いなら、多少のボサボサくらい跳ねのける強い運をもっているのですが、大抵は肝心の太陽線も薄くてぼんやりしていたり、複数の「乱れ」を持っていることが多いようです。
この場合も細かい枝別れと同じで、あれこれと目移りして集中できないことが多くなります。
多芸多才で引出しをたくさん持っている印象ですが、どの分野もそこそこで大発展とは縁が薄くなりがちです。カチッとはまるものが見つかって一つの道に専念できれば良いのですが、大抵は飽き性だったり短期集中型タイプなど、性格的に長期間熱中することが厳しいことがネックのようです。
このような弱点を逆手に取る工夫をしましょう。
4.太陽線がV字になった手相
V字の太陽線は、2本の太陽線(二重太陽線)が結びついたものですから、これは間違いなく良い手相になります。
二重太陽線とは太陽線が2本ある状態のことで、2つ以上の異なる分野で両方の成功を手にするという”二兎追って二兎得る”手相なのですが、2本の太陽線がV字で繋がることで相乗効果をもたらし、より発展しやすい手相と言えるでしょう。
太陽丘のV字は、Vサインと同じ「VictoryのV」。
勝利の象徴と覚えておきましょう。
但し、×印やX字に交差してしまうと、太陽線に障害線が入っている状態、または、太陽丘のクロス(十字紋)となり逆に運が下がります↓。
太陽線にクロスする線(太陽線の障害線) | 薬指の下に薄い十字線(太陽丘のクロス) |
手のひらをピンと張っても残るほどの濃いX字なら太陽線に濃い障害線がある手相、薄いX字であれば太陽丘のクロスと見るのが妥当です。
濃い太陽線に薄い障害線がある場合は、多少の障害があっても乗り越えられることがほとんどですが、障害線がたくさん重なる時は注意が必要です。
5.太陽線が大きく二叉に分かれる手相(3種)
太陽線からの支線が、太陽丘からはみ出して、他の指(丘)に向かうような大きな分岐はかなり幸運度の高い手相になります。
二又が大きく広がる分だけスケールの大きな幸運に恵まれるでしょう。
このような手相は、生まれ育つ環境に恵まれていることが多く、自分から求めたり意識しなくてもいつの間にか自然に身についていたり、たまたま財や才能を授かっている人でしょう。
例えば、親や祖父母の代からのお金持ちや、親からの素晴らしい遺伝や能力を受け継いで才能や容姿に恵まれたり、多感な時期に良い環境に触れる機会に恵まれる人などです。
生まれながらに人よりも抜きん出ていて、優位な地点から物事をスタートできることが多いため、自然と大きな幸運にも手が届きやすいのです。
支線がどの丘に伸びているかで多少意味が変わりますので、3種類ご紹介します。
太陽線に人差し指に向かう支線がある
太陽線の支線が人差し指の下に向かっている手相は、太陽線に指導線がミックスしていることになるので、リーダーとなって皆をまとめたり、場を仕切るような状況での幸運が期待できます。
「木星丘」と呼ばれる人差し指の下のゾーンは「野心の丘」とも呼ばれていますから、己の野心を貫いて、社会的な成功を収めることができる吉相であると占います。
木星丘が発達すると(線が入るなど)、どうしても人にああしろ・こうしろと指図したがるタイプになりやすいのですが、太陽線の支線が木星丘入る時は誰もが納得するリーダーになれることが多いので、多少偉そうにしていても反感を買うことは少ないはずw
自分が!自分が!と周りを押しのけたり、積極的に前に出るようなことをしなくても、自然に周りから推されてTOPに立つことができるなど、誰もが納得するリーダーにふさわしい人間と言えるでしょう。
人を牽引する素質がある人の手のひらは、木星丘が盛り上がっていたりリーダー線や指導線があるなど、人差し指周辺のどこかしらが発達していることが多いものですが、リーダーになれても輝けるかどうかは別の話です。
この手相は指導線が太陽線から出ているところが味噌であり、実際に主導権を握ることで輝けるでしょう。
皆が嫌がる学校や町内の役員や、世話役のような面倒な役目でも快く引き受けてください。たとえ貧乏くじを引かさたように感じても得るものは必ずありますし、その経験が未来の自分を作ることになるので前向きに励みましょう。
持前の指導力を存分に発揮して、最終的に「偉い人」になる可能性の高い手相です。地位や名誉、財産にも恵まれるでしょう。
参考記事
ちなみに人差し指周辺の「発達」というのは、
- 人指し指が長い
- 他の丘と比べて木星丘がこんもりと盛り上がっている
- 木星丘に縦線や横線が出る
- 木星丘にスターやフィッシュなどの特殊紋が現れる
という状態を指します。木星丘の発達については↓の記事も参考にしてください。
太陽線に中指に向かう支線がある
太陽線が二股で、支線が「土星丘」と呼ばれる中指の下のゾーンに入る手相は、太陽線に運命線がミックスしていることになるので、社会的な成功を手に入れる手相になります。
もともと恵まれた素質がある上に、土星丘の意味である我慢強さやコツコツと努力し続けられる才能がプラスされますから、限りなく成功に手が届きやすい手相であると言えます。
どんなに才能があっても努力ができなければ大きく花を開かせることはできませんし、逆に努力だけでどうにかなる世界ではないケースもあります。
生まれ持ったセンスと、厳しい指導や修行に耐え抜いて努力し続けられる才能の両方が揃ってこそ、本当の一流になれるというもの。
この手相をお持ちなら、そのような生き方をして成功を収めることができるでしょう。
尚、太陽線と運命線の関係は大切で、運命線と太陽線は両方ツインであることが望ましいと言われています。
運命線だけがあっても大きな発展は望めませんし、太陽線だけあって運命線がない人や、運命線は薄くて太陽線だけがクッキリしている人も、その場の勢いやタイミングなどの「運」を味方につけることはできても、実は中身が薄いことが多いと言われます。
大きく跳ねても、それが長続きしにくかったりもします。
太陽線は運命線が一緒にあることで堅実さや人間的な重みが加わり、より発展しやすくなるのです。
その運命線が太陽線から出ることは、運命線にとっても太陽線にとってもGOODな良い状態であり、実力と運の両方を兼ね備え、且つ、成功に手が届きやすい手相なのです。
ハッタリをかましたり姑息な手段・策略などを使わずとも、王道と呼ばれる真正面から階段を一段一段上がるように力を付け、じわじわと勢力を広げて確実に最終目標を達成していくはずです。
将来が楽しみな手相でしょう。
太陽線に小指に向かう支線がある
太陽線が二股で、支線が小指の下の水星丘と呼ばれるゾーンに向かっているなら、太陽線に財運線がミックスしていることになるので、ビジネスの世界で活躍し、実業家として成功しやすい手相になります。
太陽線から大きく支線が分岐する場合、支線がどの丘に向かっていても成功に手が届きやすい手相には違いありませんが、小指方向に向かうなら財を引き寄せる力が強いため、商才に長けていたり、事業家としての才能に恵まれていることが多いようです。
お金儲けに関する感度の良いアンテナを持っていたり、話し上手や、コミュニケーション能力が高い人も多いため、それらを活かせる分野での発達が期待できそうです。
他の線の兼ね合いもあるので絶対!とは言えませんが、この線がくっきりしていて目立った乱れもないなら、財を得ることを約束されている、と言っても大袈裟ではないと思います。
己の運を信じて突き進みましょう!
上の図では上の方で分岐していますが、太陽線のもっと下の方から分岐していても、同じ意味なります。
参考 太陽線についての記事は、手相占い:太陽線の見方一覧にまとめております