「頭脳線の向き・終点」で、夢やロマンを追うタイプか否かを占う手相の見方の3回目。
月丘と呼ばれるゾーンの底部まで下がっている頭脳線の見方です。
頭脳線は緩やかにカーブして、月丘の上部や月丘の中央部でゴールしているのが一般的ですから、頭脳線が深くカーブして下がり月丘の底部でゴールしているなら、標準よりもかなり下がった長い頭脳線になります。
参考 「頭脳線の向き・終点で占う」のその他の方向の記事は↓にまとめております。
ちなみに、頭脳線は向き・終点だけでなく、生命線と接しているか接していないかでも、意味が変わりますし、障害線や島などの「乱れ」や、枝分かれ、本数なども併せて鑑定する必要があります。
頭脳線の見方のその他のポイントは、頭脳線(知能線)の見方の基礎知識をご覧ください。
頭脳線が斜め下に大きく下がって月丘の底部でゴールしている手相の見方
過去にご紹介した(1)と(2)は、頭脳線が緩やかにカーブして「やや下がっている」という状態でしたが、今回はパッと見の印象で「かなり下がって長いな」と感じる手相です。
頭脳線は、ゴール地点が下がれば下がるほど、実社会向きではないタイプが増えてくるので、この手相を持つ人は一般とはちょっと違った考え方や感性を持っていて、みんなが想像もつかないような「えぇ?!そこ??」という独特の視点で物事を見ています。
ひらめき型と言うか右脳型と言うか、機能性や実用的かどうかよりもデザインやイメージを大切にしたり、他人からするとどうでもいいようなことにいつまでもこだわったり執着するため、周りから「ちょっとズレてる???」「天然???」と思われることも多いかもしれません。
夢見がちなところもあって、現実世界よりもゲームなどのバーチャル世界や、二次元、三次元などの非現実的な世界に興味を抱いたり、イルミネーションなどの美しいロケーションも大好きで、ロマンティックな気分に浸れるシーンを求めるところもあるでしょう。
一旦ハマると、簡単に出てこれないほど、深く入り込んでしまうこともありそうです。
人からはボーッとしているように見られることがあるかもしれませんが、案外頭を働かせていて、このタイプの頭脳線はひょっとするととんでもない偉業を成し遂げる可能性があります。
得意分野はクリエイティブ系であることが多いですが、探求心や分析力が優れている場合もあります。
いずれにしても、ひとつのことに没頭して深くのめり込んで行く姿勢や、誰も想像しないような”ひらめき”や感性、素晴らしい発想力で特異な才能を発揮し、大発展することが稀にあるのです!
ただ、器用に計算で動く現実的なタイプではありませんから、好きでやっていることでたまたま成功をつかむという、趣味と実益を兼ねるケースが多いようです。
かなり下がった頭脳線を持っているなら、永遠に少年・少女のまま、夢追い人として生きる人も多く、親や周りのこと、将来のことが気になりながらも(全く周りが目に入らない人もいますが・・・)、好きなことややりたいことを簡単に諦めることができません。
一旦スイッチが入ってしまったら、ON/OFFの切り替えができなくなってしまうため、職業として成り立つか?などの現実的な事項は、後回しになってしまうのです。
割り切ることが不得手なため、お金にならなくてもやりたい、関わっていきたいという気持ちを貫く子供っぽさがありますが、その気持ちを無理に抑えて大人になろうとしても、ずっと心にしこりが残ったり、いつまでもピリオドを打てずに夢を引きずってしまう結果になりやすいでしょう。
なので、もし諦めきれない夢をお持ちなら、周りの目を気にせず、好きなことや得意なことを掘り下げる生き方を貫いて、夢を掴んでほしいと思います。
次回は、(4)頭脳線が手のひらを突き抜けて手の端(側面)まで届く手相をご紹介します。