「頭脳線の向き・終点」で、夢やロマンを追うタイプか否かを占う手相の見方の2回目。
前回は、頭脳線が緩やかにカーブして、月丘と呼ばれるゾーンの上部でゴールしている手相をご紹介しましたが、今回はゴール地点がもう少し下がった、月丘の中央部で終わる頭脳線になります。
頭脳線は、曲線的にやや斜め下に下がるのが一般的で、頭脳線が緩やかに下向きにカーブして月丘の上部~中央部でゴールしているなら、それは割とよくある標準タイプの頭脳線になります。
参考 月丘ゾーンに入らない直線的な頭脳線や、月丘の中央部よりも下がっている頭脳線は「頭脳線の向き・終点で占う」からご覧ください↓。
ちなみに、頭脳線は向き・終点だけでなく、生命線と接しているか接していないかでも、意味が変わりますし、障害線や島などの「乱れ」や、枝分かれ、本数なども併せて鑑定する必要があります。
頭脳線の見方のその他のポイントは、頭脳線(知能線)の見方の基礎知識をご覧ください。
頭脳線が下向きにカーブして月丘の中央部でゴールしている手相の見方
頭脳線はカーブが深くなってゴール地点が下がれば下がるほど、現実が見えなくなりやすい傾向があるため、実社会向きではないタイプが増えてくるのですが、月丘の中央部でゴールしているならまだ標準レベルです。
占いやパワースポットなどのおまじない的なものでも、遊び感覚で取り入れて楽しむことができる人で、ゲームなどのバーチャルや二次元・三次元の世界に夢中になっても、深くのめりこんだり、迷子になって出てこれないようなことはありません。
現実と空想の世界を分けて考えられる人でしょう。
また、月丘は芸術の丘と呼ばれていますから、月丘の中央部に頭脳線が入る時は月丘の意味も加わるため、イメージ力や創造力に優れた芸術家肌タイプになりそうです。
こだわりが強いところがあって、独自のセンスやひらめきやイメージを形に表現していくことができる人で、それを職業にすることも多いでしょう。
生産性ばかり求められたり、単調で事務的な作業や、堅いルールに縛られることが苦手で、感性や想像力を発揮できる映像やデザイン、作家活動、音楽、エンターテイメントの世界など、何かを創り出すクリエイティブな分野での活躍が期待できそうです。
このタイプの頭脳線は、美的センスも発達している人が多く、ファッションや美容業界にも多い手相です。
理想を追い求め、やりたいこと・好きなことを仕事にする生き方に憧れを抱く人は多いけれど、現実にそれができる人は少ないため、憧れの存在となりやすいでしょう。
しかし、なりたい理想像や強いこだわりを追い求めても、どうしても理想に手が届かない時は、理想と現実の狭間で悩み苦しむことがあるかもしれません。それはちゃんと現実を見ようとする大人だから!
「こうあるべき!」という想いが強すぎると、ついついストイックになることがありますので、あまりご自分を追い込み過ぎないように注意してください。
次回は、(3)下向きにカーブして月丘の底部でゴールしている手相をご紹介します。