生命線が途中で途切れて、分断していることがあります。また、切れていても横に出る別の線に切り替わっている場合や、細かく切れ切れの手相もあります。
生命線は「生命力」を占う掌線ですから、生命線の途切れは全般的に「生命力が弱まっている」と占うため、健康上のトラブルや運命の変化を暗示させるものですが、線の状態によって3種類に分けられます。
但し、切れ目や途切れなどの「乱れ」があっても、その横に別の生命線がもう1本出ている場合(二重生命線)や、運命線がフォローしてくれることもありますので、併せて確認してみてください。
参考 手相の掌線の途切れは「乱れ」の一種になります。その他の生命線の「乱れ」についての記事は↓にまとめてあります。
参考 生命線以外の掌線の「途切れ」は↓でご紹介しています。
1.生命線の切れ目が別の線に切り替わっている手相の見方
生命線が途中で途切れているけれど、切れた先が二重になって、別の線に切り替わっているような手相になります。
運命線のところでも、このタイプの切り替わりは「変換期」と占うとお伝えしましたが、生命線の場合も同じになります。
健康面を含む、一時的なトラブルの暗示はあるものの、重大なものではないことが多いようです。切り替わる線が補助線となるため、回復が早かったり、復活できる可能性が高いでしょう。
その出来事をきっかけに、その後の生き方が大きく変化する可能性はありますが、切り替わりは決して悪いものではなく、横から出る線がしっかりと伸びていれば、案ずるには及びません。
前向きな人生の再スタートが切れるはずです。
大まかな時期に関しては、生命線の流年法を参考にしてください。
2.生命線が途切れている手相の見方(分断・途中の線が薄い)
生命線の途切れ・分断は、運命線などと比べるとちょっと深刻です。
生命線が完全に途中で切れている時や、線の途中が薄くなって隙間が空いている時は、切れ目が大きいほど、健康面を含む何らかのトラブルで悩む可能性が高まるでしょう。
両手共、同じ箇所が途切れているなら、それが生死を分けるような出来事になる可能性もあり、人生の大きなターニングポイントが訪れるかもしれません。
私の実父がこれでした。
生命線が途中で切れていたのですが、30代半ばで胃の大半を切除する大病を患い、死も覚悟したようです。
その病気を境に、父のヘソの位置と、我が家の食卓メニューが大きく変化したのをよく覚えています。大きな病気は、その人や家族の人生を大きく変えることを実感しました。
働き盛りの時期に病にかかり、それでも頑張って家族を養ってくれた父には感謝しかありませんが、完治後の父がよく言っていたのは、「途切れていた生命線が、手術をしてたら繋がった!」でした。
手術後は消化不良には悩まされてはいましたが、9割方は元気になりました。
今思えば、私が手相に興味を持った最初のきっかけは、この父の言葉だったような気がします。
手相は本当に変化しますので、もしも生命線が切れているなら、父のような病気になる前に体調管理や食事に気を付けることで、もしかしたら運命を変えられるかもしれません。
こちらも具体的な時期については、生命線の流年法を参考にしてください。
3.生命線が細かい切れ切れの手相の見方
切れ切れの生命線は、生命力が弱い手相の典型になります。
細かく切れた生命線は、心身の状態が不安定になりやすく、慢性的な健康トラブルに悩まされやすいと占います。
生命線が明瞭で「乱れ」のない人と比べると、あまり無理は禁物です。
他にも、物事が細かく切れ切れになるという見方もできるため、飽き性だったり、変化が多かったり、仕事や住処を転々とするといった不安定な人生を歩む可能性もあります。
意志が弱く、流れに流されて生きてる…とお感じなら、しっかり自分軸を確かめて、運命は自分の力で変えられると信じましょう。
参考 その他の生命線に関する記事は
手相占い:生命線の見方にまとめております。