生命線の起点の下の「第一火星丘」と呼ばれるゾーンに線が出ている手相を、2種類ご紹介します。
参考
もしも、線が全体的に細くて弱弱しく、生命線にかなり接近しているなら影響線(印象線)の可能性があります↓。
生命線に沿って出ているなら、二重生命線の可能性もあります。
1.生命線から分岐した支線が第一火星丘に向かう手相
まずは、生命線の上が二股に分岐して、その支線が、第一火星丘と呼ばれるゾーンに伸びる手相の見方になります。
生命線を起点に上向きに伸びる支線は努力線と呼ばれ、この努力線が人差指、中指、薬指、小指に向かっているなら、とても前向きな良い線となります。
参考 生命線から指に向かって立ち上がる線(努力線・努力開運線・昇り龍線)がある手相
今回も、生命線を起点にしている支線になりますが、この手相は努力線ではありません。
手のひらには火星丘(マルス)と呼ばれるゾーンが2ヶ所ありますが、第一火星丘は親指の付け根と生命線の間のゾーンになります。
第一火星丘は「闘争心」や「行動力」という意味がある勇敢で積極的な丘ですから、このゾーンが盛り上がっていたり何らかの線があると闘争心が激しくなるため、積極的に人と競ったり戦おうとする傾向があります。
よって今回の手相も、第一火星丘が発達していると見なし、闘争心に溢れ、何事にも勇敢に立ち向かう、積極的な人間と占います。
しかし、この支線が強く明瞭ならよりその傾向が強まるため、闘争心が強いを通り越して、粗暴な面が表に出やすくなります。
第一火星丘の発達のしすぎは、逆に悪い意味になってしまうのです!
すぐにカーっとなって喧嘩っ早かったり、神経質でちょっとしたことにもイラっとしやすい短気な性格が原因で、不器用な生き方をしてしまうかもしれません。
短気は損気!
短気を起こすと、結局は自分が損してしまうものです。
この手相をお持ちなら、できるだけ感情をむき出しにしないように、一旦、ぐっと飲み込む!そして大人の対応を意識してみましょう。
2.生命線の内側(第一火星丘)からの線が流れ込む手相(第一火星丘に横線や斜め線が入る手相)
実は、1でご紹介した手相とよく良く似ているもので、「第一火星丘から出る別の線が、生命線に合流している状態」というのがあります。
違いは、「生命線の支線」ではなく、「生命線に合流している、全く別の線」だというところです。
かなり判別しにくいのですが、基本7大線以外の線は、線が強い方が起点で末端に行くほど弱くなっていくと判断します。
ただ、この手相の場合は、1とほとんど同じような意味となり、この場合も、第一火星丘の意味がそのまま生命線に流れ込むと考えて、短気は損気な人が多いかもしれません。
- 良く出れば”積極的で勇敢な闘争心が強いタイプ”
- 悪く出ると”短気で攻撃的なタイプ”
と占います。
また、生命線に接するかどうかに関わらず、第一火星丘に横線や、斜め線が入ると、負けず嫌いな性格になりやすいようなので、第一火星丘に明瞭な線が確認できる人は、「闘争心」の使い方を間違えないようにご注意ください。
参考 その他の生命線の支線については、↓にまとめております。