手相の運命線に、バツ印×や、プラス+マークが重なっていることがあります。
運命線上に十字紋(クロス)のある手相についてご紹介します。
運命線とは、中指に向かう掌線のことを差し、主に仕事運や社会運を占う掌線になりますが、きれいな線がスーッと中指に向かうなら何の問題もありません。
しかし、線に「乱れ」があると、仕事運や社会運が下がってしまい、せっかくの運命線の威力が発揮できないことがあります。
これまでに運命線の「乱れ」として、島、障害線、切れ目、蛇行などをご紹介しましたが、今回ご紹介するクロス(十字紋)も、運命線の『乱れ』の一種になります。
但し、感情線と知能線(頭脳線)の間にあるものは神秘十字線と言って、とても良い暗示になりますので、神秘十字については↓をご覧ください。
参考 運命線についての記事は↓にまとめております。
手相占い:運命線の見方
手相のクロス・十字紋とは
手のひら上に、2本の線が掛け合わさっている状態をクロスや十字紋、十字線などと言います。
手相のクロスについての説明はここでは致しませんので、詳しいことは↓をご覧ください。
【手相紋占い3】手のひらにバツ印×やプラス印+のようなクロス(十字紋)がある手相
運命線にクロス・十字紋がある手相の見方
運命線の上に、運命線を遮るように出ているため、クロスも障害線の一種になります。
クロスの出ている時期は、経歴にバツ(×)が付きやすいと見て、仕事上のトラブルに遭いやすいと占うのが一般的です。
クロスの線が薄いなら一時的なトラブルで挽回できそうですが、線が深く刻まれている時はトラブルを後々引きずりそうなので注意が必要です。
もし見つけたら、自分を見つめなおすチャンスと捉え、一度立ち止まってじっくりと考えてみましょう。
運命線の先端部分にクロスがある手相の見方
特に、掌線の先端部にクロスがある場合は、不吉な兆しになります。
運命線の場合も同じで、ゴール付近にクロスがあって、その先の線がしっかり伸びていない時(運命線がクロスでストップ)は、重大なトラブルに巻き込まれて、その先の未来は暗い可能性が高いので、今のまま突き進むのはよくないという暗示かもしれません。
今の環境や、今後の生き方を変えようと意識することで、トラブルを回避できることもあります。手相も運命も、全ては変化していくものですから、クロスは何かのサインと考えましょう。
参考 時期については、運命線の流年法に照らし合わせていただきたいと思います。
ヒトラーの手相の運命線にもクロスがあった?
昔、手相を学んでいた時の教材で出てきたヒットラーの手相にもクロスがありました。
本当にアドルフ・ヒトラー本人の手相かどうかも怪しいですし、クロスがはっきりしすぎているため、
「後から書き足されたのでは?」
という説もあり、どこまで信じていいのかわかりませんが、その時にもらった資料から、ヒトラーの右手の手相紋だけをピックアップすると↓のような感じでした。
何度もコピーを重ねたのか、見にくい資料でしたが、運命線は大変くっきりしていて、手首の近くから中指の下までしっかりと伸びているのがわかりました。
参考外部サイト こちらの方は写真を載せておられます
アドルフ・ヒトラーの出自は謎のようですが、親のコネなどは一切抜きで、己の才覚だけで大出世を重ね、最後には総統にまで上り詰めた訳ですから、この運命線には納得です。
しかし、この運命線にはクロスという「乱れ」があり、おまけに生命線・知能線にもクロスや島紋という「乱れ」があります。
運命線の起点と終点のどちらにも乱れがあるということは、社会と関わる始まりにも、終わりにも、何らかの問題があることになります。
ヒトラーの最後はあまりにも有名で、自から死を選んだわけですが、政治家という道を選んだことが最大の誤りであり、破滅へと進んでいったということなのでしょうか…
こんなにはっきりと「乱れ」が重なる手相は本当に珍しいですが、こういうのを見ると、手相と運命は密接に繋がっているのかもしれないと感じてしまう私なのであります。
ヒトラーが人生の途中で手相の意味を知る機会があって、自分の未来には破滅が待っている可能性があることを知ったとしたら…もしかすると歴史は大きく変わっていたかもしれません。
参考 手のひらに出る「紋」には大変良い意味があるものと、残念な意味があるものがあります。手相紋の見方については↓にまとめております。