運命線のスタート地点で占う方法の7回目は、生命線の付け根から感情線までの間の第一火星丘と呼ばれるゾーンから運命線が伸びている手相の見方です。
手相の運命線は、社会運や仕事運を占う掌線で、中指に向かって伸びる線のことを指しますが、起点の違いで意味が異なります。
参考 その他のスタート地点から出る運命線についてはこちらにまとめてあります
第一火星丘から出る運命線は「火星環」
第一火星丘から出る運命線は、別名を「火星環」と言い、過去に、環紋(リング)のある手相のところでもご紹介したことがあります。
火星丘は、第一・第二の2つのゾーンに分かれています。
“攻め”を意味する第1火星丘に対して、反対側にある第2火星丘は “守り”を表し、防衛心や忍耐力、反骨心という意味があります。
火星環がある手相の見方
第1火星丘がふっくらとして適度に発達している人は、行動力があって積極的な人間ですが、発達しすぎるとすぐにカーッとなる攻撃的な人間になりやすいようです。
第一火星丘から火星環が出るということは、第一火星丘がかなり発達していることになり、第一火星丘の意味を強調しますから、負けん気や闘争心が強くなります。
一見、穏やかそうに見えても、実はかなりの負けず嫌いが多いようです。
※短い線が出ていてもそのような傾向になります。
「火星環」を持っている人は、競うことが好きなので、競争世界に身を置くことが多く、しっかりと中指下まで伸びていれば、競争社会で勝利することができる手相になります。
出世争いでライバルと激しい攻防を繰り広げても、怯むことなく立ち向かい、持ち前の行動力と積極性を武器に、最終的には組織のトップやリーダーになるなど、大きな成功を手に入れる可能性が高い人でしょう。
誰かと競ってこそ、本来の力を発揮できるタイプですから、目標になる人や、具体的なライバルを心に決めた方が、早く伸びるはずです。
これは男性に限らず女性も同じで、昔、「女は競ってこそ華」という映画のキャッチコピーがありましたが、まさにその通り!
しのぎを削って戦うことで、ますます磨かれて、その道の一流と呼ばれる人物になっていくでしょう。
ちなみに、火星環は、前回紹介した中指に向かう努力線や、千金紋・はいあがり線・なりあがり線と間違えやすいので、気を付けてください。
関連記事 また、運命線以外でも、人指し指の下には紛らわしい線がたくさんありますので、↓に一覧にしました。よろしければ参考にしてください。
参考 運命線についての記事は
手相占い:運命線の見方にまとめております。