手相の運命線は、社会運や仕事運を表す掌線で、中指に向かって伸びる線のことを指しますが、どこを起点に伸びているかで意味が変わってきます。
運命線のスタート地点で占う方法の9回目は、土台線から運命線が伸びている手相の見方です。
島や切れ目のない、しっかりとした線が、中指の下まで伸びていれば最良ですが、線が短い時や、線が薄い時は、以下の記事も合わせてご覧ください。
運命線がない人や薄い人の手相の見方(運命線の有り無しで占う)
参考
その他のスタート地点から出る運命線についてはこちらにまとめてあります
運命線についての記事は
手相占い:運命線の見方にまとめております。
土台線とは
手首線辺りから、山のような線が立ち上がっていて、三角形△ができているように見えることがあります。
これを「土台線」と言います。
上の画像は、割と低い山ですが、もっと鋭角に立ち上がった、高い山を持っている人もいらっしゃいますが、どちらも「土台線」になります。
この土台線はとても良い意味を持つトライアングルの一種です。
土台線は、ひょろひょろの細い線ではありません。
生命線や知能線などの主要線と同じか、やや細いくらいの、割とくっきりとした太くて濃い線になります。
三角形の形は、多少いびつでも構いませんが、線が途中で切れていたり、島や障害線が入っていると吉分は薄れます。
土台線がある手相の見方
「土台線」を持つ人は、出自が良い場合が多く、人生の基盤がしっかりとしているという風に占います。
衣食住で困るようなことは少ないと思います。
「土台線」は、既に出来上がった土台に乗っかって生きる印ですから、良家に生まれて、ご先祖や親族から良い影響を受けて生まれ育つことも多いですし、”師匠や親方などから強い影響を受けて生きる”とも取れます。
いずれにしろ、土台線があるなら、先駆者となるよりは、誰かの作った土台をさらに発展させる生き方の方が合っているように思います。
土台線の見方につきましては、過去に「あるとラッキーな手相」のところで説明していますので、そちらをご覧ください。
ラッキーな手相13 手首の上に三角形の「土台線」がある手相
運命線が土台線からスタートしている手相の意味
土台線から中指に向かって運命線が伸びている手相は、土台を生かして成功しやすい手相です。
上で説明したように、誰かが作った土台をさらに発展させるような生き方をすると成功するということです。
前回の「手首線から運命線が伸びている手相」は、「ルーツを生かして社会的成功を収める」という意味であると説明しましたが、土台線から出る運命線もよく似ていて、親のDNAを強く受け継いだり、親の家業を継いで発展する可能性が高いです。
しかし、単に親と同じ道を歩んだり、親のコネがきくということ以外に、もっと重い意味があって、手首線よりもさらに「誰かの作った基盤を受け継ぐ」という伝承の意味合いが強くなります。
先祖代々続いた家業や地盤を継ぐ跡取りだったり、超の付く名家や、伝統ある芸能や技術を伝承していく役目を生まれつき担っているなど、自分の意思だけでは簡単には逃れられない、強い運命に導かれているような感じです。
誰かに強要されるというよりは、当たり前に、自然に、その世界に入っていくような状態を指すのではないかと思います。
また、伝承するのは親や親族からだけとは限りません。
この人の技術を受け継ぎたい!
この人のように生きたい!
そう思える師匠と出会って、芸や技術を磨き続ける道に入ることもあります!
土台線から出る運命線は伝承することで社会的に成功するということですね。特殊な伝統や技術、訓練を重ねていく生き方をしやすいでしょう。
「親の決めたレール通り生きない」という選択をしたとしても、このような手相を持っていたら、親の名前がいつまでも付いて回ったり、自分でも親の名前を利用したりと、切っても切れない関係が続くのではないかと思います。
「自分には選択の自由がない!」と、ジタバタするよりも、レール通りに進んだ方が苦労が少ない気がします。
他にも、運命線に根っこが生えているように見えることから、埋蔵されているもの(財や才能など)や、努力して積み上げてきたことを吸い上げて花開くという見方が出来る手相になります。
いずれにしても、土台線から運命線が出る手相は、底力がある証拠ですから、安定した人生が送れるはずです。
以上となります。