手相占いでは、線が縦横に網目状になっている印のことを「グリル」や「格子紋」と呼びますが、太陽線に重なるようにグリルが現れることがあります。
「紋」の中でも、グリルは出現する場所によって、吉の場合と凶の場合がありますが、薬指の下のゾーン(太陽丘)に出る場合は吉となり、太陽線とグリルがセットで出るのは、かなりの吉相であると占います。
太陽線+グリルが重なる手相は、過去に、薬指の付け根(太陽丘)に網目のようなグリル(格子紋)がある手相のところで軽くご紹介したことがありますが、もう少し詳しくご紹介します。
参考 グリルのある手相については、【手相紋占い1】手のひらに網目のようなグリル(格子紋)がある手相でも詳しくご紹介しております。
太陽丘に出るグリル(網目)について
薬指の基底線と感情線に挟まれた「太陽丘」と呼ばれるゾーンは、主に人気や富、芸術性などを占う部分ですが、太陽丘が平坦、または凹んでいたり、「線」や「紋」が何もないツルっとした手相をしている、いわゆる発達していない太陽丘を持つ人は、人を引き付ける魅力が乏しい、人望がない、ぱっとしない平凡で地味な人生を送りやすいと占います。
但し、太陽線があっても質が悪い場合は逆に運が下がりますし、「紋」も種類によって凶暗示のものもありますから一概には言えませんが、太陽丘はある程度の発達(もっこりと膨らんでいたり、線や紋があること)が見られる方が、運勢は良くなる傾向にあります。
太陽丘にグリル(アミ目)が出ている手相は、太陽丘がよく発達しているとみなしますから、独自のセンスを生かして成功を収めやすいと占いますが、グリルにプラスして太陽線もあると、より運勢は良くなります。
太陽線にグリル・格子紋が重なる手相の見方
くっきりとした太陽線に、網目状のグリルが重なる手相は、太陽線がグリルによって強調され、成功や幸運を暗示させます。
直観力が優れていたり、感受性が強いなど、特別な才能を持っていることが多く、それを生かせる分野での発展が見込まれるでしょう。
人が努力してもできないことや、必死でやってようやくできるようなことが、何故か自分は頑張らなくても上手にできたり、呼吸をするように自然に感じ取ることができたり、もともと得意なので頑張ることが苦ではない・・・それが「才能」と呼ばれるものです。
「あなたにこんな才能があったのね」「意外な才能だね」と人から褒められたことはありませんか?このような手相をお持ちなら、そのような才能を生かせる、適性のある分野で能力を伸ばすことが大切です。
太陽丘の発達した人というのは、恵まれた資質を持つ以外に意欲や熱意もハンパなく、真剣に打ち込む姿勢が周囲の心を掴むため、自然と人から尊敬されたり、重く用いられたり、認められることが多いものです。
よって、人よりも有利な条件が整った環境が手に入りやすくなり、良い流れで幸運を手に入れられるのです。
たとえるなら、もともと上手なことを熱心に練習していくうちに、自然に周りが応援して、よい道具や環境を用意してくれたり、良い指導者に巡り合い、ますます上達して次第に認められていく…という感じでしょうか。うまく運も引き寄せる訳です。
才能を極めることで、その道でのし上がったり、名声を手に入れることも夢ではないでしょう。
網目状ではなく【縦線】【横線】は障害線となる
“グリル+太陽線”は大吉相ですが、太陽線に細かい横線が入ったり、縦線がいくつも入るような手相は、残念ながら太陽線の障害線となってしまうため、太陽線の質を下げてしまうことになります。
太陽線の周りに薄い【縦線】が複数ある手相
強くてくっきりとした太陽線が、何本も並んでたくさんある状態なら「あふれる才能」と占い、
太陽丘にたくさん出る縦線がどれも薄い状態なら「器用貧乏」と占い、
くっきりとした太陽線があって、その横に沿うように薄い副線が出ているときは、太陽線のサポート線ですので、「幸運を補強する役割」がありますから、発展する可能性が広がりますが、
くっきりとした太陽線が1本あって、その周辺に太陽線に平行に薄い縦線がたくさん出ている場合は障害線の一種となり、太陽線の力を削いでしまい、成功が難しくなるでしょう。
太陽線に薄い【横線】が複数重なる手相
太陽線に横方向の線が重なる場合は障害線となり、太陽線の幸運を邪魔する存在になってしまいます。
太陽線に雲がかかったようになるため、邪魔が入りやすい、困難が多いと占います。
詳しくは、太陽線に薄い障害線が重なる手相をご覧ください。