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生命線や感情線等の掌線(しょうせん)を切るように線が入ることがありますが、これを「障害線」もしくは「妨害線」と呼びます。
障害線は、線の流れを妨げてしまうと言う意味で、凶暗示であることが多い線です。
ここでは、手相の基本七大線と呼ばれる掌線に障害線が入る場合の意味をまとめてご紹介します。
手相の障害線・妨害線とは?
「障害物競争」という名前を聞いたことがあると思います。
運動会の種目の一つで、コースの中にハードルや平均台などの様々な障害物が用意されており、その障害物をクリアしてゴールにたどり着くというものなのですが、手相の障害線もそれとよく似ていて、手相の掌線に障害線がある場合、様々な障害が待ち受けている可能性が高いことを表します。
また、この障害線を「妨害線」と呼んでいる手相家の先生もいらっしゃいます。
もし、障害線がたくさんある手相をお持ちなら、道は平たんではなく、山あり谷ありの人生になることが予想され、場合によっては何らかの妨害を受けることもあるでしょう。
だからと言って、悲観してくよくよ悩んでいても何も変わりません!
どんな有名な当たる占い師に相談しても、あなたの人生を変えることはできませんし、印鑑や開運グッズを購入したところで単なる気休めであり、人やモノに依存しているだけでは何も変わりません!!
最後の最後は、自分で頑張るしか道はないのです。
障害物や妨害に負けないで、ご自分から幸せを掴みに行って下さい。
障害線のタイプ
障害線には、力のない薄い線が横切る場合と、1本の濃い線が横切る場合があります。
また、ランダムに薄い線が重なって、掌線がぼや~っと曇って見えることもあります。
1)力のない細い線が波のように重なるタイプの障害線
下の画像のように、力のない細い線が波のように掌線を遮るときは、一時的な障害が起こる可能性が高く、心配事や問題があるときに現れやすいのですが、その問題が解決すれば自然と薄くなったり消えていくでしょう。
2)濃い線が切るように入るタイプの障害線
下の画像のように、はっきりと濃い線が掌線を切るように横切っているときは、簡単にはクリアできない問題がある場合や、壁にぶち当たる可能性を意味します。
このような障害線があっても、その先の線がしっかりと伸びていれば、障害は乗り越えられると占えますが、障害線の先の線に力がない場合や障害線で線が切れているようなときは、障害をクリアするのは容易ではなく、大なり小なり苦労を伴うしょう。
掌線の終点を塞ぐタイプの障害線
稀にあるのが、掌線のゴールをピタッと塞ぐように出るタイプの障害線です。
線の流れを完全に堰き止めていますので、このタイプの障害線は線が細い場合でも注意が必要です。
生命線の場合は大きな病気や事故などの災いが降りかかる可能性を占うものであり、場合によってはそれがきっかけで命が終わる可能性も否定できません。
(時期については生命線の流年法を目安にしてください。)
他には、結婚線の場合は結婚に難があることを表しますし、運命線の場合は何らかの障害がきっかけで仕事や社会との関わりが終わりを迎えることを暗示させます。
感情線、頭脳線、太陽線、財運線の場合もあまり発展は望めません。
放射線状に幾重にも重なるタイプの障害線
複雑に糸が絡み合ってこんがらがっている状態ですから、悩みやすい状態に陥っていて、考えれば考えるほど答えがわからなくなっていく…そんな心情がそのまま手相に表れているのです。
このタイプの障害線が、手のひら全体的に広く生命線や頭脳線などの複数の線に及んで、手相が曇っていると感じるなら、物事を無理に推し進めることは避けましょう。
やむを得ず進むときでも、楽な道は選択せずに、回り道をしてでも慎重に行きましょう。
手相の「七大線」を遮る障害線の見方
手相の掌線には、それぞれ違った意味があるのですが、このページでは、「七大線」と呼ばれる基本の掌線に、線が弱いタイプと強いタイプの障害線が出る場合の占い方をそれぞれ紹介します。
1.生命線に障害線がある手相の見方
生命線は、寿命の長さや、健康運全般を占う掌線です。
1)生命線に細くて弱弱しい障害線
生命線の上に波のように入る、線が細くて弱弱しい障害線は、体力の低下や一時的な健康障害と占いますので、調子が戻れば障害線も消えてなくなることが多いようです。
2)生命線にくっきりとした障害線
生命線の上に出る障害線の線が明瞭で強いなら、突発的な健康面でのトラブルの可能性があると占います。
実のところこちらの手相は、生命線の「乱れ」の中では、クロスや途切れ(分断)に次ぐ凶相となります。
「生命線」に障害線がある手相の見方については↓で詳しくご紹介しております。
生命線の流年法
障害線が生命線と重なる部分を、生命線の流年法を使うことで、障害が起こりやすい時期を知ることが出来ます。流年法は目安程度にお使いください。
2.知能線(頭脳線)に障害線がある手相の見方
知能線(頭脳線)は、頭の良さや物事の考え方など頭に関係することを占う掌線です。
1)知能線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、目や頭の使いすぎで疲れが溜まっている可能性が…
症状が緩和されればいつの間にか障害線は消えるでしょう。
しぶとく消えない時は、ノイローゼなど神経性の病に発展することも。
波のような障害線がたくさん出ているようなら、思い切ってバカンスを取りましょう。
2)知能線にくっきりとした障害線
知能線を遮るようにくっきりとした障害線があると、頭の病気になりやすい可能性があります。
偏頭痛や肩こり程度ならまだよいのですが、線がはっきりしていると、脳卒中になりやすいという暗示も。
知能線に障害線があるなら、タバコはやめて、健康的な生活を心がけましょう。
頭脳線の障害線については↓で詳しくご紹介しております。
3.感情線に障害線がある手相の見方
感情線は、感情表現や恋愛運を占う掌線です。
「感情線」に障害線がある手相の見方を紹介します。
感情線を遮るような横線・斜め線(妨害線・障害線)がある手相の見方
1)感情線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、感情を素直に出すことができない環境でストレスが溜まっているようです。
恋愛が思い通りにいかない時など、悩みやすい状態に陥っていると障害線が出ます。
状況が改善すれば線は自然に消えていきますから、思い切って環境を変えてみるのも一つの手です。
2)感情線にくっきりとした障害線
感情線を遮るようにくっきりとした障害線があると、失恋の暗示です。
線がはっきりと濃いほどダメージが大きく、生涯に渡って消えない程の大きな心の傷ができるかもしれません。
感情線の障害線については↓で詳しくご紹介しております。
4.運命線に障害線がある手相の見方
運命線は、仕事運や社会運を占う掌線です。
「運命線」に障害線がある手相の見方を紹介します。
運命線を遮るような横線・斜め線(妨害線・障害線)がある手相の見方
※運命線はない人もいらっしゃいます。
運命線がない人や薄い人の手相の見方(運命線の有り無しで占う)
1)運命線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、仕事上のトラブルに悩まされる可能性があります。
2)運命線にくっきりとした障害線
運命線を遮るようにくっきりとした障害線がある場合は、失業や倒産など、仕事上の不運に見舞われやすいようです。
特に障害線が真横に深く入る時は、社会的地位を失う可能性があります。
運命線の流年法
運命線にも流年法があって、障害の起こりやすい時期を知ることができます。
5.太陽線に障害線がある手相の見方
太陽線は、人気運や引立て運、幸運度を占う掌線です。
「太陽線」に障害線がある手相の見方を紹介します。
※太陽線はない人もいらっしゃいます。太陽線については↓をご覧ください。
1)太陽線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、他人からの嫉妬に悩む可能性があります。
自慢したり、調子に乗りすぎないように謙虚さを心がければ、改善していくでしょう。
2)太陽線にくっきりとした障害線
太陽線を遮るようにくっきりとした障害線がある場合は、挫折を暗示させます。
障害線が深い時や太い時は特に注意が必要で、人から足を引っ張られるなどの妨害を受けて前に進めなくなりそうです。
但し、下記のような場合は太陽十字線と言って障害線ではなくなり、逆に幸運の印となります。
感情線と知能線の間にクロス(太陽十字線・芸術十字線)がある手相
6.財運線に障害線がある手相の見方
財運線は、金運全般を占う掌線です。
「財運線」に障害線がある手相の見方を紹介します。
※財運線はない人もいらっしゃいます。
1)財運線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、金運が安定しない可能性がありますが、堅実な生活を心がければ改善していくでしょう。
2)財運線にくっきりとした障害線
財運線を遮るようにくっきりとした障害線がある場合は、金銭トラブルを暗示させます。
線が深い時や太い時は特に注意が必要で、詐欺にあったり、お金のことで苦労がつきまとうでしょう。
7.結婚線に障害線がある手相の見方
結婚線は、結婚運全般を占う掌線です。
「結婚線」に障害線がある手相の見方を紹介します。
1)結婚線に細くて弱弱しい障害線
線が細いくて弱弱しい障害線なら、パートナーに悩まされる可能性がありますが、パートナーとの関係が修復していけば徐々に消えていくでしょう。
2)結婚線にくっきりとした障害線
結婚線を遮るようにくっきりとした障害線がある場合は、結婚に関するゴタゴタがあることを暗示させます。
線が深い時や太い時は特に注意が必要で、結婚に反対されたり、夫婦仲が悪いでしょう。
手のひらの中央に大きな障害線(切り替え線)がある手相の見方
1~7までは、手相の7大線に障害線(妨害線)がある手相を、掌線ごとに紹介しましたが、掌を上下に分断させるくらい、深くて長い障害線が横に入る手相もあります。
↑の画像のように、生命線や知能線の両方を切るように入る障害線です。
一時的に入る細くて薄い線なら悩む必要はありませんが、三大線と変わらないほど明瞭で、簡単には消えないような濃く、深い線の障害線が、生命線や知能線を横切るように、手のひらの真ん中あたりを横に入る手相をお持ちなら、生命線の障害線と、知能線(頭脳線)の障害線の両方の意味がミックスされ、病気やケガなどの大きなトラブルを経験する可能性が高くなります。
このような障害線のことを「切り替え線」と呼びます。
病気やトラブルというのは、その後の人生を大きく変える大きなきっかけや、分岐点となる場合が多く、手相に切り替え線を持っている人は、人生を大きく変える『何か』が起こりやすい手相という事になります。
しかし、切り替え線の有り無しに関わらず、どんな人にとっても、人生にはトラブルはつきものですから、怯えていても始まりません。
それに、必ずしも、ケガ・病気・不幸=悪いこと とは限りません!
このような手相をお持ちなら、人生には大きな転換期が必ずやってくるのだと考えて、それが悪いことだと決めつけるのではなく、「どんな大きな波が来ても乗り越えてやる!」という覚悟と、どんな運命が待っているのかわくわくするくらい、人生を楽しむ余裕を持ってください。
その時は辛いかもしれませんが、不幸や病気になってみて初めて気が付くことや、得られることもあります。
そのような転機が訪れたら、ただ嘆くのではなく、”神様や天が与えた試練” と前向きに捉えることで、人生は徐々に好転していくものです。
参考 もし、切り替え線から運命線が伸びているなら、転換期をきっかけに運勢が好転することを表しています。宜しければ↓も合わせてお読みください。
以上となります。