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太陽線とは、薬指の下の「太陽丘」と呼ばれるゾーンに現れる縦線ですが、手のひらの様々な位置からスタートすることがある線です。
要するに、太陽線の終着点は「太陽丘」に限定されていますが、出発点はいろいろ ということです。(太陽丘に届かない”太陽線もどき“もありますが…)
太陽線は「幸運度」を占う掌線で、太陽線があると、幸せを実感できる人生を歩める可能性が高まります。
幸運を引き寄せる「運」を持っていること以外に、無意識に人生を明るく楽しんだり、自分に「誇り」を感じるような生き方ができるのです。
これは、どの起点からスタートしていても共通する見方ですが、スタート地点の違いによって若干、別の意味がプラスされます。
ここでは太陽線のスタート地点で占う方法を14種類ご紹介します。
1.太陽丘に単独で出る太陽線の見方
他の線に接することなく、太陽丘に単独で出ているタイプの太陽線は長さが短い為、幸運を実感しにくかったり、花を咲かせたり実を結ぶ時期は遅いかもしれませんが、たとえ困難なことがあってもそれを乗り越えていつかは苦労が報われる相であり、晩年期の安定を表しています。
太陽線の長さがかなり短い時でも、線がクッキリしているなら「隠れた才能」や、「キラリと輝く良い素質を持っている」と占いますが、かなり奥深くに埋没しているようなイメージで掘り起こすのに時間を要し、それを発揮したり認められるまでには相当の根気が必要ですが、発展の兆しと捉えて簡単に投げずに励みましょう。
2.感情線から伸びる太陽線の見方
感情線を起点にしている太陽線は、よく見かけるタイプの太陽線です。
障害線や”島”などの大きな「乱れ」がなければ、50歳ごろから徐々に運が上がっていく相でしょう。
金銭的にも精神的にも、安定した毎日が送れるはずです。
仲間に囲まれていたり、ご自分や家族の結婚、孫が出来るなど、歳を重ねるほどに周辺が賑やかになりそうです。ひっそり孤独とは無縁の暮らしになるでしょう。
3.頭脳線から伸びる太陽線の見方
頭脳線からスタートしているタイプの太陽線は、知的な職業に就く人が多い手相です。
また、賢い頭脳や人にはない独自の発想力を利用し、社会的地位や名声を得られるという暗示のある良い相です。例えば盲点をうまく突いたビジネスや、ライバルが少なくこれから伸びそうな市場をうまく見つけ出して成果をあげるでしょう。
「頭が良くて人気者」に多く見られる手相であり、知識や資格、技術、アイデア、語学などを活かすことによって大きな活躍が期待できますから、出来るだけたくさんの武器を身につけるようにしましょう。
4.運命線から伸びる太陽線の見方
運命線からスタートしている太陽線は、大吉相です。
仕事や社会での頑張りが認められて、地位や名誉や財などの大きな幸せを手に入れることが出来る手相でしょう。
運命線を起点とする太陽線については、運命線の支線のところで過去にご紹介しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください↓。
5.火星平原から伸びる太陽線の見方
火星平原からスタートしているタイプの太陽線の見方です。
「火星平原」とは、手のひらの真ん中辺りの窪んだゾーンのことを指し、感情線と頭脳線に挟まれたゾーン(火星平原上部・「方庭」とも言う)と、頭脳線と生命線に挟まれたゾーン(火星平原)とに別れていますが、今回はこの2つのゾーンを合わせた部分になります。
手のひらを横から見て、凹んでいる部分から太陽線が出ている時は、この見方を参考にしてください。
どの掌線に接することもなく、火星平原、または火星平原上部の窪んだ部分から太陽線が出ている場合は、とんとん拍子にはいかない可能性があり、運が開けるまでに挫折があったり多少の困難が待ち受けている可能性があります。
物事がスムーズにすらすらといかない時や、負のスパイラルにはまってしまうことがあっても、「乗り越えた先には幸せな未来が待っている!」と強く信じて、少々の苦労も挫けずに前だけを見て突き進んでください。
何の障害も経験しないで掴んだ幸せよりも、苦難を自分で乗り越えて手に入れた幸せにこそ価値があります。光が当たるのは苦労を乗り越えた後でしょう。
6.生命線から伸びる太陽線の見方
生命線からスタートしている太陽線の見方です。
生命線から出ている上向きの線は、全て「努力線」と呼ばれます。努力線がある手相の人は、人一倍、努力家の頑張り屋になります。
この努力線が太陽丘に伸びているということは、努力線が太陽線に変化していると判断しますから、努力した結果が実を結んで、幸福が訪れると占います。
但し、棚ぼたを待ったり、人をあてにしたり、何の努力もしないでサボってばかりいては開運は望めませんから、そこはくれぐれもご注意ください。
努力線については過去に↓で詳しくご紹介しております。
また、生命力を表す生命線から太陽線が出ているということは、生命線のエネルギーが太陽線に流れ込んでくるということ!
活力がみなぎると同時に、ライフスタイルがそのまま幸せに通じやすいので、迷ったときは自分の人生観や価値観を信じる生き方を貫きましょう。
7.金星丘から伸びる太陽線の見方
生命線の内側、親指の付け根付近のふっくらと膨らんでいる「金星丘」と呼ばれるゾーンから、太陽線が発している手相の見方ですが、こちらはかなりの吉相です。
金星丘は家族や身内を表すゾーンですから、家族や身近な人のお陰で幸運を手にすると占います。
身近な人が、金銭的や精神的な支えになってくれたり、縁故など身内やご先祖様から恩恵を受けたり、ご家族やご先祖、幼馴染、地元などと結びつきが強い人生を送る可能性が高い手相です。
親のコネや家柄で優遇されたり、学閥で有利な立場やポストを得るなど、何かと出自で得をすることも多いでしょう。
8.第一火星丘から伸びる太陽線
金星丘の上の、生命線の起点と親指の付け根の間にある「第一火星丘」と呼ばれるゾーンから出るタイプの太陽線の見方です。
第一火星丘は、闘争心や勇敢さを表す丘ですから、戦いに勝利して幸運を手中に収めることが出来る手相です。
気を付けて欲しいのが、太陽線がくっきり濃いほど闘争心が強くなりすぎてしまうようで、粗暴な面が強調され、ただの暴れ者になってしまうことがあります。
本当に強い人ほど謙虚なものです。
それを身につけることで、一回りも二回りも大きな強い人間になれるはずです。
9.木星丘から伸びる太陽線
人差指の下の「木星丘」と呼ばれるゾーンの周辺には縦横の線が入りやすいのですが、もしも薬指の下まで伸びているなら、それは木星丘から伸びる太陽線になります。
木星丘は、向上心やリーダー性を表す丘ですから、リーダーとなって発展し、幸運をつかむ相です。
指導力や育成力を活かすことで、満足のいく人生が送れるでしょう。
参考 このゾーンには似たような線が出やすいので、↓の記事も参考にしてください。
10.第二火星丘から伸びる太陽線
感情線のすぐ下の「第二火星丘」から太陽線が出るタイプの手相の見方です。
第二火星丘から弓状に太陽丘に上ることが多く、この線は太陽線でありながら「忍耐線」でもあり、地道にコツコツと労を厭わず、着実に積み上げて幸せを手に入れる手相でしょう。
特に、職人などの技術職や、専門的な分野での発展が期待できそうです。
根気があって我慢強い性格ですが組織には向かないことが多く、どちらかと言えば自営業向きですから、人の下で働くよりはある程度経験を積んだら独立するほうが自分らしく生きられそうです。
誰かの力を借りるのではなく、自力で運を切り開く手相でしょう。
11.月丘から伸びる太陽線
「月丘」と呼ばれる、手のひらの小指側の少しふっくらとした部分から太陽線が伸びる手相の見方になります。
月丘は、他人を表すゾーンになりますので、「身内ではない他人」からの援助や引立てを受けて幸運を手に入れると占います。
(7)でご紹介した金星丘から出る太陽線とは逆で、身内やコネを頼らずとも、引っ張ってくれる人や応援してくれる人が現れるという、人気運の高い手相でしょう。
狭い世界に縮こまっているよりは、思い切って外の広い世界に出ることをオススメします。
人を楽しませたり幸せな気分にさせることが上手く、人を惹きつける抜群の魅力を持っていますから、人気がものを言う世界で活躍できそうです。営業やホステスなどの接客業、芸能人などの人気商売や、華やかな世界にも向いているタイプでしょう。
特に、月丘の中央部や、もっと下のゾーンから太陽線が出ていると、感性を活かして運を開いていく人であり、クリエイティブな分野での才能を活かせる、芸術、芸能、創造の分野に適性があるでしょう。
特に芸の世界というのは技術だけでは大成しません。楽譜通りに正確に弾くことや、基本の型を守ることにプラスして、表現力や人を惹きつける特別な魅力が求められます。
他人が評価する世界ですから、どんなに上手くてもどんなに努力をしても、選ばれなければ意味がありません。力のある人に見初められる「運」も必要です。
このタイプの太陽線を持っているなら、”狭き門”と言われる世界で幸運を手にすることができる、「選ばれる」可能性が高い手相なのです。(芸の道とは限りません)
ただ、環境がコロコロと変わりやすかったり、不安定さは否めません。特に頭脳線がだらりと下がっているなら、冷静に現実を見る目を持つようにしましょう。
12.手首から伸びる太陽線
手首辺りから太陽線が出ている手相です。
これだけ長い太陽線は、なかなか見られるものではありませんから、大きな幸運が期待できそうです。
手首の周辺は「地丘」と呼ばれ、先祖や因縁を表す部分ですから、手首周辺から太陽線が出ている時は、親と同じ世界を選択したり家業を継いで成功するなど、ご先祖からの影響を強く受けて発展する手相でしょう。
代々続く伝統を守っていく使命を担っているとも占えます。
ご先祖の因縁というは必ずしも良いものとは限りませんが、ここから太陽線が出ているなら、「ご先祖の良い影響を受けやすい」と占うのが自然でしょう。
13.土台線から伸びる太陽線
手首の付近から太陽線が出ると身内やご先祖の影響を受けやすいことは(12)でご紹介しましたが、さらにそこに土台線があると、親や先祖がしっかりとした土台や基礎を作ってくれている可能性が高まります。
土台線は血のつながりだけとは限らず、師匠から芸や技を伝授される場合もあり、ともかく、”裸一貫から”とか、”0からスタート”ではなく、「誰かの作った土台を受け継ぐ・譲り受ける」という意味合いが強くなるのです。
参考記事 土台線のある手相
土台線から太陽線が出る時は、誰かがこしらえた土台の上で生きることで幸運が約束されるような手相になります。
流れに乗っかってさえいれば、あまり苦労をしなくても周りがちゃんと道筋を作って椅子まで用意してくれるので、あなたは神輿に座るだけで幸せを掴めそうです。
場合によっては進む道が限定されて面白みに欠けるとか、窮屈さや束縛を感じることがあるかもしれませんが、それを素直に受け入れていくのもこのような珍しい手相を持つ人の逆らえない運命なのかもしれません。
14.手の側面から伸びる太陽線
空手チョップをする時に使う、手の側面部分から出ている線が薬指の下のゾーンまで伸びている場合も太陽線になります。
10や11でご紹介した太陽線が、手のひらからはみ出した部分からスタートいる手相になります。
どちらもあまり日の当たらない陰の部分から出ているということでやや地味めな印象となり、少し遅れて花開く晩成タイプになります。
才能がありながらも隠れたところで汗を流すような、一見チャラそうに見えても案外真面目なタイプでしょう。
たとえば、もともと容姿や体格・才能に恵まれているのにおごり高ぶることなく、ちゃんと人よりも努力しているとか、すごい人なのに性格は控えめ、といった感じです。
隠しても隠し切れないオーラが漏れ出すでしょう。
どちらかと言えば第2火星丘(感情線のすぐ下あたり)の外側から出るタイプの方が、忍耐力が強くなる傾向があり、見えないところでコツコツ頑張るタイプです。
地道に努力を重ねて最後に輝くことは必然でしょう。
参考 太陽線に関する記事は、手相占い:太陽線の見方 にまとめております。