目次
運命線が「どこで終わっているか」と言う視点で占う方法を紹介します。
運命線が複数ある人は、それぞれの線の意味を総合して判断してください。
参考 運命線はスタート地点も大事ですので、ゴールと併せて占ってください。
運命線のスタート地点で占う方法(13種)
運命線のゴール地点で人生のピークを知ろう
人生には浮き沈みがあって、人によって、活躍する時期は違うものです。
芸能界を見るとわかりやすいと思います。
子役時代に活躍しても、成長するにつれてさっぱり人気がなくなって引退する人もいれば、坂上忍さんのように厳しい芸能界で生き残って、40を過ぎてから再びスポットライトが当たって、大活躍されている方もいらっしゃいます。
また、数年前に60過ぎてから紅白に初出場された、”アラ還の星”と称えられた秋元順子さんのように、結婚・出産・子育て・家事・家業に追われ、歌えなかった時期もあったのに、それを乗り越えてプロになって、遅咲きの花を咲かせる方もいらっしゃいます。
人生の中で活躍する時期と言うのは、人それぞれなんですよね。
自分は人生のどの時期に一番活躍できそうなのか?
ピークはいつなのか?
手相の運命線のゴールの位置で、大まかな時期を知ることが出来ます。
しかし、活躍できそうな時期が分かったところで、何もせずにただボーっと待っているだけで運が開けるのかというと、必ずしもそうではありません。その時期に焦点を合わせて、行動してこそ運命は良い方向へと動くのだと思います。
また、楽な道ばかりを選択するのではなく、少々まわり道をしてでも地道にコツコツやることこそが、実は成功への一番の近道なのかもしれません。
ちなみに運命線は、あるのかないのかわからないほど、ぼや~っと薄い人や、無い人もたくさんいらっしゃいますが、35歳を過ぎてから徐々に出てくる場合もありますから、運命線がないからと言って気に病む必要はありません。
進むべき道がはっきりしたり、人生の目標ができれば、いつの間にか出て来るものです。
参考 運命線がない人や薄い人の手相の見方(運命線の有り無しで占う)
運命線の「基準点」は知能線(頭脳線)
運命線の基礎のところでも説明しましたが、運命線の基準になる線は知能線であり、知能線(頭脳線)のあたりを35歳くらいと考えます。
運命線が、この基準になる知能線を境に、上にあるか下にあるかで、早熟型か晩熟型かが大まかにわかります。
1.運命線が知能線よりも下にあって、知能線の手前で終わる手相の見方
運命線が、下の方から伸びている人は、早熟型で、若いうちから認められたり、頭角を現すタイプでしょう。
しかし、↑の手相のように知能線に届く手前で運命線が終わっている手相の場合で、隣りに知能線や感情線を越える別の線がない時は、早くからの成功したとしても、それを持続することが難しくなります。
かなり下の方で終わるなら、青春を全部何かに捧げて、30手前には燃え尽きてしまうかも…。
いい大学に入るために幼いころから高い目標を掲げて勉強に打ち込んだけど、いざ合格したら、その後の人生をどう生きていいのかわからなくなってしまったり、部活に明け暮れていたら思春期が終わっていて空しくなったり…
そのような状態になりやすい手相です。
全般的に、知能線よりも下で運命性が終わる手相は、若いころは順調かもしれませんが、30歳くらいをピークに、徐々に運勢が傾き出して、仕事や社会との関りがうまくいかなくなる可能性があります。
上で書いた、子役が成長と共に人気がなくなるという例ですね。
このような運命線を持っている人は、先見の明を持っていて、人よりも早く何かを始めて、ライバルの少ない間にラッキーな成功を手に入れやすいようですが、 徐々に”薄っぺらで中身がない” ということになりやすく、活躍できるのは若いうちだけで、歳を重ねるうちにその勢いが衰えてしまいやすいのです。
「いやいや、そんな訳ない!自分はまだまだいけるはず!」
と思ったら、現状に満足していないで、次のステージへ行くための準備を始めてください。そうすれば、自然にその横から、知能線を越える新たな運命線が出て来るものです。
2.運命線が知脳線(頭脳線)で止まる・合流する手相の見方
下の方から出ている運命線が、知能線でストップ、または合流しているタイプの手相です。
こちらも1と同じで、知能線よりも下から運命線が伸びているので、早くから才能が開花したり、社会的活躍が期待できる早熟型の手相です。
若い頃は順調に行っていたのに、中年期に差し掛かった途端に仕事運が悪化した…という状態になる可能性があります。
35歳くらいを境に、運勢が停滞してしまい、こちらも “若い頃だけで一生分の運を使い果たした…” 的な人生になりやすいのです。
また、技術系→営業系へ等の異部署への配置換えや、異業種への転職など、これまでとは異なる世界への大きな方向転換を余儀なくされる場合もあります。
女性は、結婚や出産、離婚が絡んで、仕事運が下がりやすいでしょう。
何らかのトラブルが絡んで、仕事運を下げる結果になりやすい手相ですから、リストラなどの不本意な失職の可能性もあり得ます。
また、知能線上で止まるということは、やりたいことを実現するための知識や勉強が足りないことを意味しています。
他にも、知能線でストップする運命線には、自分の勘違いや、見込み違いが原因で失敗しやすいという意味もあります。
誤算が人生の流れを大きく変える可能性がありますから、35歳前後の大きな決断は、くれぐれも慎重にしてください。
知能線をちょっとでも超えていれば問題ありませんので、知能線を超えるようにイメージしましょう。
3.運命線が知能線と感情線の間で止まる手相の見方
次は、「知能線は超えているけれど、感情線までは届かない」というタイプの手相です。
こちらは、知能線は超えておりますので、中年期までは活躍できそうな手相になります。
感情線の位置が56歳ぐらいですから、上の画像の例でしたら、活躍できるのは50歳くらいまででしょうか。
参考 ご自身の手相の詳しい年齢は、運命線の流年法を参考にしてください。
知能線や感情線でストップしている訳ではないので、何らかのトラブルが絡んで仕事を失うという可能性は低いですが、生涯現役というタイプではないですから、老後のための蓄えは早めに開始した方がいいかもしれませんね。
線に乱れがないなら、サラリーマンなら定年退職を迎える前に早期退職するなど、早めにリタイヤして、残りの人生を楽しむことができそうな感じです。
退職後もお金に困らないように、若いうちから貯蓄して資産を増やす努力をしたり、権利収入、家賃収入等を確保しておくなどの人生設計をしっかり立てておきましょう。
もし、この線の横や上から、別の運命線が出てきたら、新たな社会人人生が始まる兆しかもしれません。
4.運命線が感情線で止まる手相の見方
次は、運命線が感情線でストップしている手相です。
感情線の位置が56歳ですから、定年ぐらいまでは活躍できそうな手相です。
ただ、このご時世、定年の年齢は徐々に引き上げられていますので、左遷や早期退職、再就職先が見つからないなど、50代後半から苦労があるかもしれません。
ちょっと問題なのが、感情線でストップしている場合は、中途挫折しやすいという意味がある点です。
やる気も持っていて、いいところまで行くのに、これまで努力を積み上げていたのものを夢半ばで諦めてしまったり、例え定年まで勤めあげたとしても、自分の掲げていた目標を達成できずに不本意な結果のまま会社を去ることになったりと、途中で心が折れてしまいやすい中途挫折の相なのです。
登山で言えば8合目までは到達できる手相なので、ここから先が一番苦しいところですが、もう少し歯を食いしばってみましょう。
また、感情線で運命線が止まるということは、性格や気質に問題があって、物事がうまくいかなくなる可能性もあります。
心が未熟なゆえに、精神のバランスをうまく保つことができず、つい感情的になって失敗することがあるかもしれません。
上を目指す気持ちがあっても、周りから「その器じゃない」と思われてしまいます。
心を鍛え、大きな器になるような努力をしましょう。
更に、異性との愛情のもつれで悩まされたり、情に流されるという意味もあり、運命線が感情線で完全にストップしている手相は、残念ながらろくな意味がありませんから、諦めずに努力を続けることで、いつの間にか横から、中指の下まで伸びる別の線が出て来たり、運命線が感情線を越えていくのです。
4-2.運命線が長い感情線に合流している手相の見方
但し、運命線が、人差し指下まで伸びる長い感情線に合流しているような時はちょっと見方が変わります。
運命線が、長い感情線と合流して1本の線になっている手相は吉相となり、パートナーや恋人の助けを借りて幸運を掴みやすい手相になります。
↑の画像のような手相なら間違いなくラッキーMですから幸運を掴むことが出来そうです。
他にも、友人や知人の支援で発展が期待できそうですから、人とのつながりや絆を大切にしましょう。
5.運命線が知能線よりも上にある手相の見方
運命線が知能線よりも上でゴールしている手相を持つ人は、中年期~晩年に花開く、晩熟型でしょう。
上の画像は知能線上から運命線が伸びており、知能線の位置は35歳ごろを指しますから、そこからが勝負です!!
参考 ご自身の手相の詳しい年齢は、運命線の流年法を参考にしてください。
若いうちはなかなか芽が出ず、人よりも出世は遅いかもしれませんが、諦めてはいけません!粘る気持ちがあれば、必ずや道は開けるというタイプの手相です。
知能線から伸びる運命線は、頭を使った仕事で成功するという意味もあります。肉体よりも頭脳を使って、大きく発展しそうな手相でしょう。
5-2.知能線から出ている運命線が感情線で止まる手相の見方
運命線がしっかりと感情線&知能線に密着していれば、ラッキーエムになるので、自力で運をつかみ取ろうとする気持ちは強くなります。
しかし、欲を言えば、実際に成功者となるには、感情線を突き抜けて中指の下まで伸びて欲しいところです。
知能線から出ている運命線が感情線で止まっているなら、4も参考にしてください。
知能線からスタートする運命線が感情線で止まる手相については、↓も参考にしてください。
6.運命線が感情線よりも上にある手相の見方
感情線よりも上から運命線からスタートしている場合の手相の見方です。こちらはかなりの晩熟型になります。
運命線のスタート地点が中指に近ければ近いほど、大器晩成型であるとお考えください。
※ご自身の手相の詳しい年齢は、運命線の流年法を参考にしてください。
参考 上の画像は感情線上から運命線がスタートしていますが、こちらの手相の見方については、過去に感情線の枝分かれの記事でも紹介しました。
コツコツと努力を続けていれば、56歳ごろ以降に必ず報われますから、焦らずに地道に頑張りましょう。
また、定年後や、女性なら子育てが一段落して、自分だけの時間が持てるようになったら、そこからがチャンス!
このような手相を持っていたら、定年はゴールではありません。
新たな人生の始まりだと思って、夢中になれるものを見つけ、一生涯現役と励みましょう。
参考 こちらの記事も参考にしてください
7.運命線が下の方からスタートしていて中指の下まで伸びている手相の見方
運命線の基礎のページでも書きましたが、これが一番いい運命線だということで、再び紹介しておきます。「天下筋」に近い運命線になります。
知能線よりも下から出ている運命線が、力強く知能線と感情線も超えて中指に向かって伸びているなら、とてもよい運命線と言えるでしょう。
早くから才能を発揮し、その成功が晩年まで続くという、素晴らしい手相になります。
ただし、こういう運命線を持っていると、いつも頭の中は仕事のことばかりになって、仕事人間になりやすいでしょう。
早期退職やセミリタイヤなんてもっての他!
死ぬまで現役となるでしょう。
また、人の下では本来の力を発揮することが難しく、宮仕えには向きません。
いつかは独立して自分の会社やお店を持ちましょう!
8.運命線が指の間(指の股)に向かう手相の見方
運命線は、中指(正確には中指の付け根の土星丘)に向かう掌線のことを差しますが、ややカーブして、「指の間」に入り込む場合があります。
感情線を越えて指の下まで運命線が伸びている手相は、7と同じく、社会的な発展が期待でき、晩年も安泰な手相ですが、指の間に入り込むと別の意味が加わります。
運命線が指の間(指の股)に向かう手相の見方は↓で詳しく説明しております。
9.運命線が中指の付け根に届く、付け根を突き抜けている手相の見方(運命線の陰出)
運命線は一般的に長い方がいいと言われていますが、指の付け根(基底線と言います)まで届く場合(基底線で止まる)は、死の間際まで現役であり、大きな使命を全うする運命にあります。
しかし、基底線をオーバーして、中指まで達している場合は意味が変わります。
運命線が感情線を越えているという事は、晩年の成功が期待できる手相なのですが、手首線よりも下からスタートしてる運命線と同じで、長すぎると弊害が出てくるようです。
掌線が指の付け根を超えて指まで伸びている手相のことを「陰出」と呼ぶのですが、運命線が陰出している手相の見方は↓で説明しております。
今回は、運命線のゴール地点で占う手相の見方を紹介しましたが、運命線は、歳を重ねるとともに、別の線が出てくることがよくありますので、この結果だけで決めつけないで頂きたいと思います。
心がけ次第で手相も運命も変わるものですから。
参考 運命線についての記事は手相占い:運命線の見方にまとめております