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ここでは、手相占いの生命線の見方について、基礎的な情報をご紹介します。
生命線はその名の通り、人間の生命力を表していると言われており、その長さや太さ、伸びる方向、線の状態から、主に健康運全般を占う時に使います。
「生命線」は、感情線・知能線と並ぶ、手相の「基本3大線」と呼ばれる掌線のひとつであり、この三本はほとんどの人の手にあります。
手相の三大線を比べて、生命線だけがくっきりと明瞭で、強さがあるなら、間違いなくタフですから、強い体力や、不屈な精神力を持っていると言えるでしょう。
プロのアスリート選手なども生命線が強かったり、生命線を2本3本・・・と複数持っている人が多いようです。
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それでは、生命線を占うポイントをご紹介します。
生命線の標準と良い生命線
まずは、標準や良い状態を知るところから始めます。
「どんな生命線が良いのか?」というのは、手相の基本7大線の所でも触れていますが、
- 線がくっきりと太くて明瞭
- 手の中央部に向かって大きく弓なりに張り出している
- 途切れや島などの「乱れ」がなく、手首の隅まで長く伸びている
という条件が備わっている手相をいいます。
この条件に近い生命線を持っているなら、生命力が強い証ですから、丈夫で健康な心身を持つことが多く、肉体労働もへっちゃらです。
また、多少の無理がきいたり、たとえトラブルに見舞われても踏ん張りが効いて、自力で運を切り開けるため、結果的に幸せを手中に収めやすいのです。
特に、手のひらの中央部に弓なりに強く張り出している人は、アクティブな人が多く、元気でスタミナがあることが多いようです。
またこのカーブの状態は、金運にも深く関係しているとも言われていて、カーブが深いなら健康+お金にも恵まれる良相でしょう。
生命線を占う時の10のポイント
1.生命線で何を占う?
生命線で占えることは以下の通りです。
- 健康運
- 体力があるか
- 寿命
- 病気やケガの暗示や、運命の変わりやすい時期
生命線は手相占いの中で特に重要な掌線であり、生命線の状態の良し悪しは、運命を大きく左右します。
特に突然の健康上のトラブルは、その後の人生を大きく狂わすことがあるため、生命線に曇りがないかを時々チェックしましょう。
2.生命線は左右の手のどっちで見る?
手相は基本的に両方の手を使って鑑定しますが、特に生命線は、健康や寿命に関わるデリケートなことを占う線ですから、両手を総合して判断してください。
例えば、生命線に大きな途切れがある場合、”健康上のトラブルの暗示”と占い、その切れ目がかなり明瞭な場合は、生死を分けたり重篤なものになる可能性が高まると言われていますが、その途切れが片方の手だけにある時は、確実なものではありません。
手相も運命も、ご自分の心がけ次第で変化することも多いので、それを戒めにして食事や運動を気を付けることで、回避できる場合もあります。
しかし、両手がよく似た状態の場合、その暗示はかなり強いものとなり、運命が変化する可能性が高まるようです。
正直、手相だけで人の生き死にを的確に占うことは到底不可能ですから、あくまでも占いですから、目安程度にお考え下さい。
3.生命線の出る場所の標準は?
生命線の標準的なスタート地点は、親指と人差し指の付け根の、ちょうど中間あたりになります。
生命線のスタート地点が、標準よりも上にあるか、下にあるかでも占うことができ、
- 上の方(人差し指に近いところ)から出るほど、大胆で行動力があり、
- 下の方(親指に近いところ)から出るほど、覇気がないタイプ
になるようです。
生命線のスタート地点で「覇気」があるか、ないかを占う
但し、生命線のスタート地点が、知能線(頭脳線)と接しているかどうかも、かなり重要な要素であり、
- 生命線と知能線の起点が大きく離れていると、自分勝手な奔放型
- 生命線と知能線の起点がかなり密着していると、慎重で冒険ができないタイプ
になるようです。
生命線と頭脳線の起点が離れているか、重なっているかで占う手相の見方
よって、「生命線の起点がかなり上の方にあり、さらに知能線と起点が離れている」なら、かなり”自由奔放な人間”であると占い、
逆に「下の方から出ている生命線が知能線とかなり密着している」なら、”新しい挑戦が苦手な臆病者”と占う訳です。
生命線は起点の位置だけでなく、知能線(頭脳線)との接し方も併せてチェックしましょう。
4.生命線の線の太さや濃さは?
生命線の太さや濃さを判断する時は、感情線・知能線(頭脳線)と比較します。
上でも書きましたが、生命線が感情線や知能線よりも目立っているなら、太い・濃い方ですし、同じくらいなら標準的、逆に不明瞭なら細い・薄いと判断しましょう。
- くっきりと太くて濃いなら、丈夫でタフな人が多く、
- 細くて薄いなら、あまり体力がないことが多いようです。
生命線がくっきり太い・濃い・明瞭な手相の見方
生命線が薄い手相や、生命線がない手相の見方
但し、太くて明瞭でも、途中で切れていたり、島やクロスのような「乱れ」があれば、その意味が加わります。
5.生命線の長さについては?
「生命線が長い人は長生き」という説は、かなり巷で有名ですが、長いからと言って必ずしも長生きとは断定できませんが、手相占いの基本では、生命線の長さで寿命を判断します。
生命線が親指の付け根を回り込むようにして終わる手相(長い)
但し、生命線が長くても、健康線や放縦線や障害線などのその他の線が、生命線を遮るように伸びていると、病気や災害が降りかかる恐れがありますから、他の線の影響も見る必要がありますし、長さだけではなく、線の質も大切です!
「状態のいい生命線が、これと言った「乱れ」もなく、手首の隅まで長く伸びている状態」なら、”健康で長生きをするタイプである!”と占うのが一般的ではありますが、いくら生命線が長くても、線が薄くて不明瞭だったり、ヒョロヒョロ、くねくねで力がなかったり、島や切れ目などの「乱れ」があるなら、生命力は強いと言えませんから、長生きできなかったり、長生きできたとしても、病気がちで健康寿命は短かい可能性があります。
生命線が短い時も、単純に「短い=短命」とは占わず、力強い生命線が極端に短いなら、”稀な生き方をする”と占います。
生命線が短い手相
線の状態が明らかに弱弱しく、長さも短いなら、「生命力が弱そう…」と判断できますから、こうなると平均寿命まで生きることは厳しく、短命の可能性があるかも…と占います。
※生命線の状態が今一つでも、運命線がフォローしてくれることがあります!
両手共に同じ状態なら尚更その可能性は高まるので、体質を変えたり、食生活を変えたりなどの何らかの努力をしなければ、手相通りの人生になってしまいます。
悪い暗示を見つけるのはとてもショックなことですが、起こってもない未来のことで悩んでも仕方がありませんし、運命は自らの力で変えられますから、「何か、やべーぞ」というサインを見つけたら、まずはそれを回避するために、健康に留意するなど、出来ることから始めてみましょう。
【参考】生命線の流年法
「生命線の長さだけで寿命は判断しない!」と言いながらも、手相占いには、寿命を判断するときの一応の目安として、「生命線の流年法」というものが存在します。
ちなみに「流年法」は、長さから寿命を判断する以外にも、その年齢地点に途切れや島などの「乱れ」がある時なども登場します。
例えば生命線の「島」は、気力・体力の衰えを表す「乱れ」の一種ですが、その「島」がどの地点にあるかを見て、気力・体力が衰えそうな目安年齢がわかるのです。
- 起点が0歳
- 手首の隅の親指の付け根あたりが100歳
- その中間が40歳
- それをさらに二等分した地点が23歳と69歳
と、一応はこうなっておりますが、あくまでも目安です!!!
6.生命線のカーブの状態について
生命線のカーブの張り出しで占う
上でも書きましたが、生命線のカーブの張り出しはとても重要で、
- 手のひらの中央部に大きく張り出し、きれいな弓状のカーブを描いていると、活動的で、金運にも恵まれる良相であり
- あまり張り出しがなく、ストンと下に下がっていると、インドア派や、身体が弱いことが多い
と占います。
関連記事 生命線のカーブの状態で、「性欲」や「生殖能力」などのセクシャルな部分を占うこともできます↓。
7.生命線のゴールの向きは?
生命線の終点は、弧を描いて親指の付け根の下の手首の隅に向かっているのが一般的ですが、もちろんそこまで達しない場合もありすますし、弧を描かずにストンと手首の真ん中あたりに下がる場合もあります。
また、稀に↓のように小指側に向かう人もいらっしゃいます。
生命線のゴール地点での占い方は、
- 生命線のゴールが小指側に向かう場合は、自由人で変化を求める傾向、
- 生命線がまっすぐ下に手首まで下がっていくなら、1ケ所に留まることが苦手で、転々としやすい
と占います↓。
生命線の長い・短い、ゴールの位置で占う手相の見方
8.生命線の支線や分岐・枝分かれがあるか?
生命線の末端が、二股や三つ又に枝分かれしていたり、生命線の途中から上向きの支線が立ち上がっていたり、逆に下向きの支線が下がることもあります。
一般的に、生命線の末端の二股が、
- 小指側に分かれるときは旅行線と見なし、移動や旅行が多い人生になりやすく、
- 親指側に分かれる時は、家業を継いだり、地元を離れない人に多いようです。
しかし、分岐の大きさや線の種類によっていろいろな見方がありますので、↓の記事をを参考にしてください。
生命線の末端(下)が分岐(二股・三又・枝分かれ)している手相いろいろ一覧
生命線から支線が出る場合、特に下向きの細かい枝分かれには、あまりいい意味がないのですが、上向きの線は吉暗示と占います。
生命線から出ている上向きの線のことを「努力線」と言い、努力や頑張りが報われやすい、とても良い暗示の線です↓。
生命線から指に向かって立ち上がる線(努力線・努力開運線・昇り龍線)がある手相
9.生命線の本数が複数ある場合は?
生命線が2本、3本と複数あることを二重生命線と言います。
副生命線や火星線と呼ばれることもあります。
二重生命線は、人の2倍体力のある証であり、スタミナ旺盛で、簡単にはくたばらない、生命力の強い人であると言われています。
二重生命線(副生命線)がある手相
生命線が2本ある手相、生命線に並行する線がもう1本ある手相の見方(二重生命線・副生命線・火星線・影響線・印象線)
10.生命線に乱れがある場合は?
最後に、生命線の線に何らかの「乱れ」があると、その乱れの意味が加わります。
生命線に「乱れ」のある手相一覧
生命線の「乱れ」の種類は、
などがあります。
「乱れ」によって程度の軽いものや重いものがありますが、生命線の「乱れ」は、どれも健康上のトラブル、災害、体調不良、健康障害などが起こりやすいと占います。
これらの出来事が起こりやすい具体的な目安年齢は、生命線の流年法を使って照らし合わせてください。
人生で一番大切なものは健康!
さて、生命線の見方のポイントを10種類ご紹介しましたが、何となくでもご理解いただけたでしょうか?
生命線で健康運を占う時は、
を総合して判断すると覚えておいて下さい。
それではちょっとだけ、管理人自身の手相について書いてみます。
私の手相は、感情線と頭脳線がかなりくっきりしていて、運命線などのその他の線もそこそこ明瞭なのですが、ちょっと離して見ると、生命線だけは、線があるのかどうかはっきりと確認できないほど薄くて状態が悪いのです。
生命線の左右の状態は
- 右は蛇行+途中に大きな島
- 左は超薄い+超短い
と、左右のどちらも最悪で、見るからに「生命力が弱そう…」という感じの手相なのです。過去に占い師さんに手相を見てもらった時にも、毎回必ず「お身体弱そうですね」と言われてきました。
実際に、ちょっと体が冷えるだけで具合が悪くなって、頭痛がしたり、風邪もひきやすいし、1~2ヶ月に1回は必ず何日か寝込むという、まったく持ってお恥ずかしい”ひ弱さ”なのです…
若い頃はスポーツもやっていて元気だったのですが、卵巣腫瘍が見つかって卵巣を片方摘出し、40歳近くで次男を生んだ後から急激に体力が落ち、それが最近になって更年期障害も加わって、何となくすっきりしない、だるい、やる気が出ないという状態が日常的になってしまい、ますます生きるのが億劫になってきました。
1日はたった24時間しかないのに、最近は、その内の10時間も睡眠に費やしていて、すぐに充電がなくなるくせに、満タンにチャージするために長い時間がかかるという、ポンコツスマホのような身体です。
こうなると、外でのお勤めなど到底務まらず、かといって子供はまだ小学生ですから、これからまだまだお金が必要なので、現在の私は、自宅で体調を見ながらこのブログを書いているのですが、これを読んでくださるユーザー様のお陰で得られる、幾ばくかの広告クリック収入で何とか暮らしていけているような有り様です。
もし自分に、1日5.6時間の睡眠でも、パワフルに活動できる体力があったら、もっと精力的に活動できるのに…ブログの更新も毎日できるのに…ブロガーとしても、もっと上を目指せるのに…
一分一秒も無駄にできない!と気持ちを奮い立たせようとしても、健康がネックになって、やりたいことの半分もできていません。
それに引き換え、うちの主人は二重生命線を持っていて、少々無理をしても、少ない睡眠時間であっという間に復活できます。長年、過酷なブラック企業で働いていますが、体を壊すこともありません。
そんな夫を間近で見ていると、ますます自分のこの体が呪わしく思え、人生で最も大事なものはやっぱり健康だと痛感し、不健康な私は”人生損してる”と感じるのです。
今の手相の状態を占うとすれば、恐らく自分は、平均寿命まで生きられない身体だろうと予想してます。(2019年時点の平均寿命は、男性81.25歳 女性87.32歳。結構みんな長生き…)
生命線の状態が悪いせいか、寿命に対する執着もあまりないので、早死には大歓迎なのですが、せめて、末の息子が大学を卒業して社会に羽ばたくまではどうにか元気で生きて支えてやらねばなりません。産んだからにはほったらかしという訳には行きませんから、あと12年…
そのためには、こんな身体で、年々朽ちていくような生活をしてはいけない…と、手相通りの人生にならないように、何とか自分で自分の人生を良い方向に変えて行きたいと考えています。
という訳で、ここからしばらくは生命線や健康運について書いていこうと思います。
時々読んで頂けると嬉しいです。
関連記事 生命線についてご紹介した記事は、手相占い:生命線の見方に、画像一覧でまとめています。